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第七話 Boy meet ? ついにヒロイン!?

タイトルで出落ち!

 はい。

というわけでお久し振りです。

更新が大変遅れました(すみませんでした)。ですが謝りません(もうしわけございません)。

次回もいつになるかわかりません(ごめんなさい)。でも謝りません(しゃざいのいをひょうします)。

 この物語は謎の石○面にまつわる二人の少年の数奇な運命を負う冒険譚である。(本当率0%)


「さっさと状況を説明をしろ!!」


 レイイチをつかみあげている謎の美少女が怒鳴ってる。


 声も可愛いな~。


「お、王子様!」

「レイイチ様の首しまってます!」


 後ろから来た王子の従者と思われる人たちが押さえ込みに入ってる。

 美少女をそんな汚ねぇ手で触んな!汚れんだろ!


 ん?

 今変な幻聴が聞こえたような・・・・。


「む?あ、ああ。そ、そうか。すまない。」


 そう言いながらレイイチを解放した美少女もとい王子。


 はっ!?王子!!!?

 え?

 嘘、だろ?

 おとこ?

 嘘だ!嘘だと言ってよ!バーニ

 おっとこのネタは別の人がどっかで使ってたな。やめとこう。


 じゃなく!!


「ゲホッゲホッ!いえ、お気になさらず。ところで、王子様。無事だったのですね。おかえりなさいませ。」


「私のことはいいんだ!この状況は何だ!」


 え?あの美声で?

 男?男の娘?

 超美少女なのに?


 そんなっ!?恋愛の神はそうまでして俺のことが嫌いなのか!!


 ガシャーン。


 恋が砕け散る音がした。儚い恋だったなぁ。


 気が付いたら俺は王子の方にふらふらと、おぼつかない足取りで歩き出していた。


「嘘だ。嘘だ。嘘だ。嘘だ。嘘だ。嘘だ。嘘だ・・・・・・・・・・。」


 そんな事をぼそぼそと呟いている俺の前に、ライアンがやってきた。


「ア、アヤキ?馬に突っ込まれてたけど大丈夫なのか?」


 ライアンが心配そうに話しかけてくる。


「ああ。ライアンか。なあ、あの人が王子って本当か?」


 そんなどんよりと、しかし真剣に聞く俺にライアンは少し引きながら答えてくれた。


「あ、ああ。そうだよ?この国の王様の一人子、ローラム・R・ユリリィ様だ。」


「嘘だ!!!」


 雛○沢のレ○ちゃんバリのことをやってみた。


「え!?いや本当だぞ!?ていうかこんな事で嘘をついてどうなんだよ。」


「そう、か・・・・。」


 ドサッ


 俺はショックのあまり地面に倒れ込んだ。

 地面を通じてそのローラムとやらと、レイイチの話し声が聞こえる。


「おい!アヤキ!どうした!?」


 もう、どうでもいいや。寝かせてくれ。


「ライアン。僕もう疲れたよ。なんだかとっても眠いんだ。」


「は?お、おい!マジで大丈夫か!?」


 そういえばどうでもいいけど、この世界にマジなんて単語有るのな。いや。例の言語能力とやらでそう訳されているだけなのかもしれないけど。

 うぅっ。涙に太陽の光が反射してまぶしいよぅ。

 窓に映る景色は、偽りにあふれて。僕の胸を冷たい、暗闇が閉ざすよ。

 ああ。君が美少女なら、抱きしめたいのに(犯罪です)


「くそっ!」


 こら。女の子がそんな言葉使っちゃいけません。

 って、男なんだっけね。はぁ。

 じーんせっいらっくありゃ苦―もあるさー。

 な゛み゛だ゛の゛あ゛と゛に゛は゛に゛じ゛も゛で゛る゛~゛。


 そのまま俺を起こそうとするライアンに抵抗しながら泣き寝入りを敢行しようとしていると、


「ん?レイイチ、コレはなんだ?」


 人をコレとかいうんじゃない。


「ああ。どこからともなく入ってきた放浪ものです。目的は定かではないですが、女領にいたため捕縛された者です。」


「何時だ?」


 急に声に鋭さが増した。

 凛とした美しい声だなぁ。だが男だ(涙目)!


「さ、昨日です!」


「そしてその日のうちにマーズ達が襲ってきたと。」


 ん?話がまずい方向に進んでないか?


「普通に考えたら、こいつが手引きしたとしか思えんな。」


「しかし取り調べのときは、アレンの魔法に特に反応はありませんでしたが?」


「ふん。何かしらの魔法を使ってごまかすことも出来よう。」


「んな!?」


 足音が近づいてくる。


 ドゴッ!


「うっ!」


 いきなり腹を蹴られた。

 見上げるとそこには俺を見下ろしている美sy・・・じゃなかったローラム。


「かはっ!テメぇ何しやがる!」


「黙れ。」


 ゴスッ。


 目の前が火花が散ったようになった。

 抗議のために上げた顔を蹴られた様だ。


「ッてぇ。」


「質問に答えろ。貴様は魔王の手先か?」


「ンな訳ね」


 ガスッ!


「ぐっ!?」


「口の利き方には気をつけろ。」


 ローラムが転がっている俺の脇腹を蹴ってきた。そして俺の髪をつかんで頭を持ち上げ、顔を近づけてそんなことを言ってくる。

 くそっ!何てこった!間近で見るとより一層可愛い。まぢで俺好みの顔。


「お、おい?なぜ目から血の涙を流している?」


 おおっと。感情が迸りすぎてしまったようだな。いけないいけない。


 ローラムが引きつった顔で俺を見ている。


 そんな汚物を見るような顔はやめろよ。こうふn・・・ゲフンゲフン。


「いえ(なんで)、(こんなに)でも(かわいいのに)ありません (おとこなんだよ)。」


「アヤキ。本音が漏れてるぞ。」


 なんだと!俺が男に見下されるという屈辱に耐え忍んでいるというのにライアンはなんて事言いやがる。


「ん?ライアンじゃないか。キミも居たんだな。」


 ごんっ!


 ッつぅ!いきなり手話すなよ!顔撲()った。


「はい。お久しぶりです王子。」


「ああ。久しいな。っとそんなことを話している場合ではなかったな。」


 そう言って、また俺をつかみあげようとしたローラムに、ライアンの待った(?)がかかった。


「王子、私たちは一応王宮に向かってみようと思うのですがどうしますか?」


「む?そうだなこんな場所で立ち話していてもな。よし、移動するか。コレも連れて行くぞ。」


 ちくせう。男しゃべりのS系美少女にしか見えねぇ。


「そうですね。レイイチ様方もそれでいいですよね?」


「ああ。かまわん。」


 ライアンと、レイイチが話し合って、移動が決定した。


 決定したのはいいんだが、なぜ縄につながれて馬で引かれないといけないんだろう。

 地味にかなり痛いし、服が摩耗しそう。あとそっちは足だ。

 痛い!段差がトツテもなく痛い!!


 今の気持ち?坂を転がるリンゴみたいな気持ち。


 あ、そうそう。余談だけど、ローラムのおつきの騎士達は、生き残りを集めに行ったよ。


 てか助けてよライアン!

 俺頑張ったよね!?初めての戦いでかなり頑張ったよね!?

 なのになんで引きずられてるの!?



★☆★☆★☆



「わー。ぺっちゃんこ。」


 俺は視点が逆さまのまま小声で不謹慎なことを呟いた。

 皆さん呆然としていて気付かなかったようで。


「よっこらしょ。」


 その間に起き上がる俺。

 俺たちの目の前には、つぶれた、城だったと思しき瓦礫の山(?)。

 つぶれて平らだから山ではないか?いや、丘?すごく表現しにくい。


「お、王宮が・・・・。」


 ローラムがめまいを起こしたようにふらついた。とっさに支える俺。

 役とk・・・・くそっ!美少女ならっ!!って言うかいい香りが・・・。マジ勘弁(号泣)


「王子!お気を確かに!」


 レイイチが寄ってくる。完璧に男な貴様が寄ってくるな。

 とか考えていたら突き飛ばされた。

 さっきぶりだね?地面よ。

 レイイチが俺を睨みながら優しくローラムを支えている。


 ざっけんな!俺に男色に趣味はねぇよ!!


「その汚らわしい顔、いや、存在で王子様に近寄るな。」


 なんか酷いこと言われまくってねぇ!?おかしいだろ!?顔とか!存在とか!!

 俺が何したって言うんだーーーー!!!冤罪だ!弁護士!弁護士を呼べ~!


「ッ!そうだ!じいちゃんは!?」


 ライアンが思い出したように、瓦礫の丘へ駆け寄っていく。


 ガララッ!!


 そのとき瓦礫の山が少し動いた。


「「「「っ!?」」」」


 みんながそっちを向くと・・・。


「こ、国王無事ですか?」


「ああ。すまないライデン。おぬしは大丈夫か?」


「勿体なきお言葉。この老害めに、心配など不要です。国王が無事でよかった。」


「そうか。マルタそなたも大丈夫か?」


「はい。王様。」


 瓦礫の中から出てきたのは、数人の男女。

 歴戦の戦死という感じの風体の白髪の老人。身長は180cmオーバー。遠目からも鍛え抜かれていることがわかる、引き締まった体格だ。頬に切り傷がある他に何故か裸の上半身にある無数の傷が特徴的だ。先ほどライデンとよばれていた男性である。

 金髪の短めの髪型で威厳のある壮年の男性。身長は先の男性より少し低く、180cm前後と思われる。きりっとした顔がどことなく、ローラムに似た雰囲気を感じさせる。目尻が似てるのか?こちらは王様とよばれている男性だ。

 美しい銀髪で若い見た目の女性。身長は低く150~160cmの間だろう。おっとりした雰囲気があり、胸が大きい。全体的にローラムに似ていて、胸がでかい。先ほど王様にマルタとよばれていた女性でおっぱいが大きい。

 またもう一人、アレン君のように、しかしアレン君の者より高級そうなローブに身を包んだ(くるんだ?)人が一人。身長があまり高くないところから、女性と思われる。だいたい165、6cmくらいだろう。


「じいちゃん!!」

「父上!母上!!」

「ッ!」


 そう言ってライアン、ローラム、アレンが走り出した。


「ん?おお!ライアン!無事だったか!!さすが儂の鍛えた、儂の孫だ。」

「な!?f・・・んんっ!ローラム!?何故ここにいる!?」

「え?あらあら、本当。どうしたここに?」

「ふむ。無事だったかアレン。」


 そこにいた人達が三者三様もとい四者四様の反応をする中、ライアンがおじいさんに抱きつきかけて、慌てて姿勢を正しその場に膝をついた。それを見たアレンもローブさんに近づくのを慌ててやめ、膝をついた。ローラムは駆けていったあと、途中で躊躇うかのように歩き、ついに止まってしまった。

 どうしたんだろう?いや、前者の二人は王様の前と言うことだろうが、ローラムはどうしたんだろう?


「王様よくぞご無事で。」


 微妙な沈黙を打ち破るようにレイイチが進み出て、王の前に膝をつき、そう言った。


「ああ。レイイチ、アレン、そしてライアン。お前達も無事であったか。」


「「「はっ!」」」


 おお!アレンがしゃべった。やはりというか何というかショタ声だ。

 もしかしてそれがコンプレックスとか?


 ローラムが一人、その輪から外れている。まだ下を向いたままだ。そんなローラムをマルタと呼ばれていた女性は少し、悲しそうな目で見ている。


 さて。俺はいつまでここに転がされてればいいのだろう?

 立とう立とうとはしているんだけど、うまくいかない。さっきどうやって立ったっけ?


「ん?もしかしてそこで馬に引かれているのは、勇者様か?」


 王様が、ライアン達越しに俺を見てそんなことを言った。


「は?」

「王様?ゆ、勇者、ですか?」

「っ!?」


 ローラム、レイイチ、アレンが驚いている。ライアンは驚かないのか?ってダイモスやファボスが言ってたっけ?



誤字・脱字・誤表現・違和感等何か御座いましたら、ご指摘下さると感謝です。


いや、別にネタ切れ、なんてことはないんですよ?

一応大まかな流れは決まってますし。でももう少したすかこのままいくかで悩んでいたらそのままずるずると。

 はい、言い訳タイム終了!


読んでくださった方に感謝!

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