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第六希望 女兄弟がいるやつはモテる気がするのは俺の気のせいか?

「くそーあのアマのせいで親知らず消滅したかも知れねーな本当にありがとうございました。」


高橋先生に拳を入れられ職員室を後にした俺は頬を冷やすために保健室へと向かっていた。ちなみに裏で見えた金渡して俺が勝つか先生が勝つかの賭けをしてる奴らマジで許さん教員とはとてもじゃないが思えんぞ、…今度俺も高橋先生に賭けとこ。


「ーぱーい。」


いくらぐらい賭けよう、正直1万ぐらい賭けても負ける気がつまり俺が先生に勝てる気がしないし…


「せんぱーい!!」


いやここはまず千円ぐらいにして…


「ちょっと無視しないでくださいよせんぱーい!!」


にしても頬いてえなあの人俺がチクったら即クビじゃねぇの?


「せんぱ…お兄ちゃん。」

「何かようかな?マイシスター?」

「…私別に先輩の妹じゃないんですけどね。」

「おお、誰かと思えばアユかどうした。」


健康そうな黒髪ショートに、健康そうな日焼け肌のこの女の子は津川 歩、中学の時から仲の良い妹だ。え?妹なのになんで仲が良いのが中学からだって?ふっ妹が存在するのに深い理由がいるかい?


「誰かと思えばって、誰かも分からないのに反応したんですか…」

「誰かと言うのは関係無いお兄ちゃんと呼んでくれる人がいればいつまでも振り返るそのうち本当の妹がでてくるかも知れないからな。」

「そんなんだからもう1年生の間でももう先輩の噂が流れるんですよ。」

「何?俺の噂?3年前に生き別れたい妹のトモコかな?こうしちゃおれん1年生の教室に行こう。」

「噂ってのは先輩が変人って事ですよ!」

「何?変人?変態はいいが変人はあまりいい気分はしないな。」

「変態はいいんだ・・・」

「変態は紳士の別称だからな大いに結構。ところでアユはこんなところでどうしたんだ?今はみんな教室で飯を食べるところだろう?」

「何言ってるんですかもう昼休みは終わりますよ私は部室で食べてるんで教室に戻っている途中です。」

「何?もうそんな時間か。」


時計を見ると終了10分前を指していた。困ったなあ俺まだ昼食べてないぞ、次の授業は・・確か体育だったかな、よし。


「あれ先輩どこ行くんですか?教室はそっちじゃないですよ?」

「すまんが次の授業は体調が悪くて休むと伝えておいてくれ」

「いや、ちょっと・・」

「心配するな大したことはないさ。」


高橋先生も自分の拳が原因かもしれないと思っておこるに怒れんだろう、やだ俺ってば策士。


背中にいるアユに手を振り一階の保健室を目指して階段を下りて行った。


「いや、私学年違うし。」


萩村陽平、5限目無断欠席


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