第二希望 姉がいる家っていいニオイしそう
「まあとりあえず妹はわかったよ。でも姉とはどうすんの?俺のとこの姉は仲悪いわけじゃないけどほんとに会話ないぞ。」
「ノープロブレム!カモン!」
「・・・」
「どうした?はやくしろ。」
「いやこんな感じなんだって。言ったろ?そもそも会話がないんだよ。」
なるほど、と俺はあごに手を当てすぐさまシュミレーションをする。
脳内生活!!!
幸生は別に不細工じゃないどちらかといえば死すべきイケメンの部類に入る。ということはその姉もそこそこの容姿であることは間違いない会ったことないが、そして会話がないつまり無口キャラだろう会ったことないが。問題は・・・
「おい幸生、お前の姉は背が高いのか低いのか?」
「え?そうだなぁ普通としかいないけど高くはないんじゃないか?」
俺の脳内生活により今幸生の姉のキャラはクールビューティーとミステリアスの二つに絞られた。そして背は高くない、ということは幸生の姉は長門○希のようなミステリアスキャラに決まりだ!会ったことないが!
「よし完璧だ・・・今度はいける!こい幸生ぉ!!」
「え、何この温度差。いいけど・・・」
きたか!無口!さっきの妹と違いそもそも会話が発生しないことから一見手の打ちようがないように思える。だが俺の姉闘力は53万だ!そんなもの個性でしかない!
「姉ちゃん最近の学校はどうだ?」
「・・・」
「そうか!それはよかった!それでどこ行くんだ!?」
「・・・」
「すばらしいぃ!何人で行くんだ!?」
「・・・」
「エエエクセレンッッッ「なにがだよ!」
幸生が耐えきれないとツッコミを入れる。
む、何だこいつはせっかくいい感じで姉ちゃんと話してたのに。
「なんで無言なのに話が進むんだよ!さすがの無口の姉もビックリだわ!思わずツッコミ入れちゃうわ!」
「何だそんなことか、フッ俺ほどのアネラーになれば口に出さずとも大体分かるのだよ。」
「お前ホントこえーよ!!」