★第8話:アンデスの村〜龍樹〜
投稿おそくなってすみません!こんな身勝手な作者ですが、なにとぞよろしくお願いします。
「アンデスってここ…か?」
「多分…」
「これは、ひどい…わね」
そこには、荒らされてぐちゃぐちゃになった家がなんけんもあった。
おまけに、焼き払われて、家というものが、なかったような感じになっているところもあった。
「これって…まさか」
「鬼士のしわざね…」
「今、この時代に鬼士がいたなんて…本では、もう何百年も昔のことになっていたんだが…」
「どうしたんですか?こんな所で…」
「「「へっ!?」」」
振り返るとそこには、1人の男の人がいた。17歳ぐらいだろうか…?
「…どうかしたんですか?そんなに僕のことをジロジロ見て…」
「あなたって、この村の人?」
「…はい、そうですけど…?」
「これっていったいなにがあったんだ?」
「これは―――……」
「言いたくないならいいけど…?」
「あの…その…あなた達は、どうしてここに?」
「あぁ、すまん。私の名は佐紅羅、姫だ。こっちのやつは龍樹で、この子は璃夢、こっちのホワイトタイガーは、クゥだ!」
「よろしくな!!」
「よろしくねっ!」
「がぅー!」
「それで…どうしてここに?」
「わたしたちは、城から逃げてきたの!」
「…!?」
「違うだろ!家出だろーが」
「あはははは!」
「そうだったんですか…!もう少し、話をしたいので、立ち話も何ですから、ここへおはいりください。」
「…ここですか?」
「はい!そうですけど…?なにか不自然なものでもあります?」
「いや、なんにもだ」
その男の子が指を指した先には…井戸があった。
井戸になんかはいれんのかよ!?
「…はい…?そうですが…」
少し困りがおで…しかも上目遣いで、見てきた。
くぅー!!男のくせに女みたいな顔しやがる…!!
「とにかく、入ってください。」
「「「はっはい!」」」
井戸ってやっぱ、薄暗くてじめじめ…しとる…縄を使って降りてくと…下についた。
「こっちです。」
「…。」
井戸の中は、ちゃんと道になっていて、ろうそくが1メートルずつぐらいのかんかくでついていた。さすがの俺でも…少し怖い…でも佐紅羅のほうがもっとやばい…だってすべてが、揺れてる…足もガクガク…手もかちこち…今にも『ぎゃーーーーーー!!』と叫ばないか不安だ。だって、こんな所で叫ばれたら、響いてうるさいし。←どーでもいいだろ
なぜか、璃夢は平気だった。高いのだけ、苦手だったのか…
「ここです。」
「――――――!!」
「井戸の中がこんな風になってたなんて…」
そこは、ワイワイガヤガヤ…!?町があった―――本当に有り得なさすぎて、3人とも固まって、声がでない。
おいおい…これはないだろ…
「―――……大丈夫ですか…?」
「あっ、あぁ。」
「じゃあこちらに来てください。」
2人ともまだ固まってるよ…確かに俺も驚いたけど、そこどかないと、邪魔だ…。
「あそこに、村長さんがいらっしゃいます…!」
一番町の奥にある建物を指差して、言った。
きんきらきん…その建物はアラ○ンの城を金で作ったようなものだった。扉は、やっぱり金でふちは、宝石が均等にならべてあり、スパンコールがちりばめてあった。
佐紅羅がもう気絶しそうになっている。
璃夢も少し驚いているようだ。
よくこんなところに、こんなものが建ったよな…
俺たちは10分ぐらい固まって見とれていたのだった…