★第6話:お城からの脱出!?〜佐紅羅〜
投稿遅くなってすみません。自分的には、沢山書いたつもりなので、ゆっくり読んでください!
「まぁ、それはさておき、ここからどうする?」
「『どうする?』って、言われてもよ、この城が、どーなってんのかわかんねぇんだろ…?」
「姫様、ここにある本の中に、このお城の地図とかないんですか?」
「うーん…まずは探してみるか!」
私は…お城の地図も探しつつ、鬼士についても、しらべよっ!
璃夢が言うには…騎士と同じような感じらしいし…
「英語で書いてあったり、他国字だったりしてよく、わかりませんね…」
「なんだこりゃ!?」
「[map]…マップ…」
璃夢は、ポツリと言った。
「ってことは、この辺にこの城の地図があるんじゃねぇか?」
「ってことになるわね…探すわよぉ!」
「はいっ!」
「おうっ!」
―――10分経過―――
「「「…。」」」
―――20分経過―――
「「「…。」」」
―――30分経過―――
「「「…。」」」
――1時間経過―――
「「「…。」」」
「っだぁぁあぁぁあぁぁ!」
「うっるさい!叫ぶな!ナイトが!」
「お前も、一応ナイトだろっ!」
「私は、あんたと違って、使えないわけじゃないんだから!あんたみたいな、下僕同類と同じにしないでくれる!?」
「なんだとぉ!?もう俺きれるよ!?きれちゃいますよ!?きれちゃいますからねっ!?」
龍樹…キャラ壊れてる…
「勝手に、1人できれとけば!?」
プチッ…
「うっるさぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁい!ちゃんと、しっかりさがしなぁ!」
((こっ、こわいです))
((こえぇ…))
そりゃあ、真夏に冷房の着いてない部屋に、1時間もいたら、イライラするけど、喧嘩すんなっつぅの!
―――――――――
「ないですねぇ…」
「ないな…」
「あぁ〜、疲れたっ…」
龍樹が、本棚にもたれた瞬間…!
こんっ!
「「「んっ?」」」
1冊の本が、少し奥へと、へこんだ。
「なんだこれっ。」
「あっ…!」
「どーしたのさっ?急に変な声出して……あっ!!」
その本の題名は…
《open sesame》
「へぇー…意外と簡単なのね。」
「「わかったのか!?」」
「はいっ♪姫様!」
「でかしたぞ!璃夢!」
なでなで
「きゅーーーん!ありがとうございます〜〜〜♪」
璃夢って、髪の毛柔らかい…
「よくやっ…」
「私に、さわるなぁ!」
ゴンッ!!
「いってぇ…」
「私に…姫様が触ってくださったところに…手を、手を…おくなぁ!!!!!」
なんと!璃夢…龍樹が頭を触ろうとした瞬間…龍樹の手を持ったと思ったら…そのまま回した…!?
「ちょっ!お城の地図が見つかりそうなのに、喧嘩しないで!」
「はいっ♪」
「……(ちぇっ)」
「それでですね…これは、こーやって…本を押せば…」
こんっ!
「「本が、奥に入ってった!?」」
「そーすると、あそこに…」
うぃーーーーん…
ゴトゴトゴト…
さっきまで、何もなかった場所に、また扉が現れた。
「よしっ!この中にあるのね!」
「そうです。」
「いっちょ探しますか!」
――――――――――
「龍樹は、この奥の本棚を探してくれ。璃夢は…そこの本棚、私はあそこの本棚を探すから、またなにかあったら、呼んでくれ!」
「「ラジャー!!!!!」」
よしっ!私は、また鬼士について探すか…!
まずは、この本にしよ。
えぇっと…?なになに…
《鬼士と言うものは、騎士と似ていて、鎧を着ている。
頭からは、角が生えていて、そこが騎士との違いだ。》
そんなこと知っとるわ!
《鬼士は昔、集団で行動して、ある村を襲っては、皆を苦しめ、またある村を襲っては、皆を苦しめ…の繰り返しをしていた。》
へぇー…
《しかし、それを食い止めようと、1人の姫と3人のナイト達が、立ち上がった。》
私たちは、ナイトが2人だけど、この物語は、3人なんだ…
《その、姫とナイト達は、次々と鬼士を倒していった。
そして、ようやく鬼士を動かしていた○○○○○を、倒した。
が、○○○○○が本当に鬼士を動かしていたか、どうかはわからないまま旅は終わった。
この話は、16XX年作.》
ずいぶん、昔の物語だな…気になることが、沢山…他の本でも探してみよ…
あ―――――――――
「あっ!!あったぞ!龍樹!璃夢!」
「やった、です!」
「早く見ようぜ!」
「えぇっと…!?図書の部屋に窓があるから、そこから飛び降りる!…!?図書の部屋って、さっきの部屋だな。」
「じゃあ、行くか!」
「…い、行きますか…」
「あぁ、行こう。」
――――――――――
ザァッバーン―――――
「ここから、飛び降りるんだな。」
「い、以外と高いんですね…姫様…。」
「あぁ、だってここは3階だからな。」
「海に飛び込め、ってことか。」
「それじゃあ行くぞ!」
「まっ、待って、ください!」
「「なんだ?」」
「私…その…高いところが無理で…それで・・・、あの・・・・」
「あぁ、心配はいらない、海だから飛び降りたら、すぐだ!」
「俺が、担いでいこうか?」
「あぁ、璃夢をよろしく。もし、怪我させたら…わかっているな?」
ギロリ――――
「俺、そんな頼りないか?大丈夫だろ。俺一応、力の方はあるし。」
「じゃあ、よろしく頼む。」
「んじゃ、俺1ばーん!」
龍樹は、そう言うと璃夢をお姫様だっこした。
「ちょっ、おろせよ!バカ!アホ!下僕!!」
璃夢が、焦ってる!可愛い☆
「はーい、3、2、1、イヤッフー!!!!」
「きゃゃやゃゃやぁあぁぁ!」
ザッバーーン!
「ぷはー!気持ちよかっ…ゲフッ!」
「近寄るなぁ!ブタ!カバ!ドブネズミィ!」
「あはは!半泣きになってるよ?」
「うっ、うるさい!バカ!」
シャキーン!
「近寄るな!バカ!」
ブンブン…
「ば、ばか!あぶねぇだろ!」
とか、言いながらも璃夢の振り回してる剣、すべてよけてるし(笑)
「んじゃあ、いっくよ〜!イェーイ!!!!」
ザッバーーン!
「気持ちいいぃ!」
「じゃあ、陸に行きましょう!」
「んじゃあ、ばっいばぁーい!」
佐紅羅は、そーいいながら、お城に向かって手を振った。
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