★第4話:森へお出かけ!?Ⅱ
投稿、遅くなってすみません
そのかわり、たくさん書いたので、いろいろ思いながら、読んでください!
今頃、城の中では…
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「わぁー!姫さまがいないぞぉ!」
「ほんとだわ!それに、代々伝わる大切な剣も、無くなってる!?」
わぁわぁわぁわぁー
「しずまれぇー!佐紅羅がいなくなるのは、いつものことじゃろぉ!
まずは、先祖代々伝わる大切な剣を探すのだぁ!ちゃんと、佐紅羅も探すのじゃぞ!」
「「「「「「はいー!」」」」」」
がやがやがや―――!
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また、戻りまして…
姫、佐紅羅とナイト、龍樹が、動物と遊んでいると…
ガサッ!
「!?」
…な、なに!?
「ガサッ」って!?
キラーン!
面白そうじゃん!
姫は、目を光らせながら、剣を引き抜いて、かまえた。
「ちょっ!おまえ何するっ!むがむが!」
佐紅羅は、龍樹の口をふさいだ。
「シッ!静かにして!逃げちゃうでしょ!」
と、言って佐紅羅は音のしたほうに向かっていった。
と、そのとき!
ガサッ!
「おわっ!」
※姫の声です。
「あぶねっ!」
ザッ!
「動くなっ!動くと刺すぞ!」
. .
龍樹は、ヤツの首もとに剣を突きつけた。
「そちらも、動くんじゃないねっ。刺されたくないなら。」
. .
ヤツも、龍樹の首もとに、剣を向けていた。
ぎょえー!両方とも、ぜんぜん引かない!
私はというと…ナイトの背中にしがみついていた。(しがみつかされていた。)
自分で言うのもなんだけど…なさけなっ!
「おまえの名は、なんだ?」
「レディーに名前を先に聞くんじゃない!先に、言いなさいよ!」
「「はっ!?」」
なにー!?この子、女の子だったんだ!
言われてみれば…茶髪に、パーマがかかっていて、腰ぐらいまで髪の毛があり、膝より少し上のスカートをはいてる!
目も、クリクリしてて…可愛い!
「俺は龍樹、こいつは姫、佐紅羅だ!」
こいつっていうな!
「私は、璃夢だ。 あんた達、なんでここにいんの!?」
「お前こそ、なぜここにいる!?」
なんか、知り合いみたいな感じになってるよ
「私はただ単に…そう…鬼士を追いかけて、ここにきただけだ…
あんた達は?」
「俺たちは、森に…遊びに来た(?)だけだ。
鬼士ってなんだ?」
「…ここに、鬼士らしきものは、来なかったか?」
「だから、鬼士もわからないのに、わかるわけないだろ。」
「…鬼士ってのは、一見普通の鎧をかぶった、人に見えるが、頭から角が生えている…普通の騎士と、ほぼ変わらないから、角が目印なんだ。」
こんな説明を、しているのに、2人とも首もとに、剣を突きつけたまま喋ってる!怖いんだけど…
「あのー…いい加減、剣しまったらどうです?」
「「はぁ?」」
ぶんっ!
ヒェー!剣がこっち向いてるって!!
「あぁ、悪い!」
「…あなたが、姫ねぇー…」
ジロジロ…
「そんなに見ないでくださいー!」
がしっ!
「友達になりましょっ!」
「「えっ!?」」
にこっ!
うぅー、笑うともっと可愛い!
「いいよ!璃夢っ!よろしくねっ!」
「うん!」
さっきとは、別人のように、ニコニコ笑っていた。
「なぁ、姫…もう帰ら…」龍樹が、佐紅羅に触ろうとした瞬間…
ざっ!
「姫さまに、気安く触ろうとするんじゃない!」
また、璃夢は一瞬のうちに、剣を取り出して、佐紅羅の前で、かまえる。
「り、璃夢ー!龍樹はナイトだから、私を守るための人だから、安全だよ!?」
「でも、あんな汚い手で、姫さまに触るのは…」
「汚い手とはなんだ!汚い手とは!」
龍樹は、怒りだす。
「…いい加減にしなさぁい!」
佐紅羅も、怒りだす。
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「姫、もう日も沈んできたから、城に帰ろう。」
「そうだね!帰ろー!」
「うん!帰りましょう!姫さまぁ!」
璃夢は、佐紅羅に抱きついて甘えていた。
ぱきっ!
龍樹は、剣を抜いてかまえた。
そこには―――――――
「!?白いトラ!?」
龍樹は、少し驚いて、顔がゆがんでいた。
「あぁ!クゥー!おいで!」
すると、白いトラは璃夢のいるほうに向かって、走っていった。
「よしよし!」
「くぅーん!」
白いトラは、可愛い声をあげて鳴いていた。
「こいつ、お前のトラ?」
「トラではない!ホワイトタイガーだ!」
どっちも、同じなんじゃないの?
「へいへい。」
「早く行こー!」
「はぁいー!」
「はぁー…」
3人と、1匹は城へと、走り出した。
名前:璃夢
読み方:りむ
家柄:?
性格:男には厳しく、女 には、優しく