★第3話:森へお出かけ!?
佐紅羅姫がナイトの龍樹と、一緒に…?
「ふぅ!お腹いっぱい!
龍樹は?」
「あぁ、俺も腹一杯だ!!」
「よし!森へ行こー!」
「はっ!?」
「え?さっき言ったじゃん!暇だから、森へ行こー!」
そんなこと…、あったような、なかったような…
「へー!?」
「行こーよー!」
「龍樹はナイトでしょ!私を守るのが役目!
さぁ、行こー!」
まぁ、あいつ1人だけ行かせたら、危なっかしいしな…
「しょうがないから、ついてってやるよ!」
「なんだと!姫に向かってなんだ!その、口調は?」
はぁ、演技も面白そうだ!
「すみませんでした。先ほどは、たいへんご無礼を…」
「まぁ、よい。わかれば、よいのだから!」
ふ!俺の演技力すげー(ナルシスト)
「それでは、森へいくぞ」
「かしこまりました。」
ってか、俺、執事みたいになってる…
姫は、また先祖代々伝わる大切な倹を腰に差し、窓から飛び降りる。
ぐらっ!
「きゃー!」
「ちょっ、お前危な!」
バッターン!
「あれ?痛くない…」
「当たり前だ!危ないに決まってんだろ!これからは、ちゃんと言えよ!」
「へいへい」
と、こんなことを言いながら、てくてくと行き、森へついた。
もりには、リスや鳥、ウサギなどの、動物がたくさんいた。
「わぁ、かっわいい」
姫は動物達を見て、興奮していた…。
俺は、路地に居るときに、たくさん見たから、あきそうになるが、以外と可愛い。
「可愛い…わぁ!」
悲鳴の先には、龍樹の足に、1匹のウサギが乗ってきていた。
「ちょ、はなれな…」
喋っているうちに、どんどんウサギが足の上に乗ってきて…
「ぷぷっ!」
「笑うなよー!」
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「ふぅ、やっと離れた…」
「なつかれやすいタイプなのか?
「さぁ…?」
こんな、平和な会話をしてかいたのを、木の影からそっと、誰かがのぞいていた…。