★第13話:カレーが…
「起こさない方がいいよ」
「あぁ。」
大丈夫かな…
はぁ、龍樹に悪いことしたな…
だから、治るまで看病しないと…
「っ…なぁ、」
「ん?なに?」
「おなかすいたから、おばさんからなんかもらってきてくれないか?」
「うん!!なにがいい?」
「食べれるものなら何でもいいよ。。。」
「わかった!待っててね!」
――――――――――――
「おばちゃん!なんか食べるものない?」
「んーそうだね。。もうすぐ晩ご飯だからそれ手伝ってくれないかね?」
「はーい!」
「じゃあ、カレーをつくろうかね。」
「玉ねぎとか、取ってこればいいかな?」
「ここの裏にあるから取ってきてくれるかね?」
「はーい!」
――――――――――――
「「できたっ!」」
じゃじゃーん!
「じゃあ、龍樹君に持って行ってあげてくれる?」
タッタッタッ…
「龍樹ー!…!!」
「スゥスゥスゥ…」
「寝ちゃったんだ…」
じゃあ、机の上に乗せとこ…
フフッ…
寝顔、幼いなぁ…
――――――――――――
あれっ…俺いつの間にか寝てたんだ…
「スゥスゥスゥ…」
佐紅羅!?
寝てるし…
キョロキョロ…
…!!
カレーがあるじゃん!
なんか、
一つはめちゃめちゃ旨そうだけど、、、
もう一つは…なにを入れたんだろ…
泡みたいなのでてる…
パクッ
旨い!
パクッ
…。
卵が腐ったような感じの味…
吐き気がおさまらない…
うっ…
と、トイレー!!