★第9話:アンデスの村Ⅱ
「――…あっあの〜?大丈夫ですか…?」
「「「っ…!」」」
「あのー…」
「おいっ!どけよばかやろうっんなとこで、突っ立ってんじゃねぇよ」
プツンッ…――――――
「んだてごらぁてめぇこそしゃしゃってんじゃねぇよ、このくそっ」(※龍樹です。)
「うぜぇんだよあ゛ぁ゛!?ごらぁなんか言えよ」(※璃夢です…。)
「ちょっと!そんなこと言わないの!」
「あぁー…!之獲流さま!」
「おいっ!こいつら誰だ!俺が誰だと思ってる?!」
「あっあの、こちらの方々は、家出?をしてきたそうで…」
「こいつら、俺のこと知らんのか?」
「…。」
「知らんのかと聞いてるだろ!?答えろよ!」
「知りませんが何か?!」
「ちょっ!「俺たちはな、鬼っ!ムゴムゴ…!」
「えぇーっと、あの子は姫の佐紅羅でうるさいあいつはナイトの龍樹で私もナイトの璃夢です!」
「姫、ナイトだとー!?こっちはこの国の王様の息子だ!」
「あぁ…之獲流様…落ち着いてください…!」
プツン―――――――
「こっちだってサイアン王国の姫じゃぁあぁああ!?」
「…サイアンだと…?」
「…サイアン王国…!?の、之獲流様−…!」
「ふぅん〜…♪」
ジロジロ…――――――
「俺、こいつだったらOKだな…♪」
「「「はっ!?」」」
「…之獲流さま!それじゃあ王様に報告してきます。」
「なっにが?」
「お前聞いてないのか?」
「もっかい言うよ?なっにが?」
「俺たち産まれてきてから、18歳になったら、結婚すること決まってんだぜ!?」
「どえぇぇぇぇええぇー!?」(佐紅羅です)
「はぁーーー!?」(璃夢です)
「なんだとぉぉぉおぉー!?」(龍樹です)