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27. ガスパール — 閉ざされた席の新たな秩序

ロザリアは揺るぎない、確かな足取りで武器の並ぶテーブルへと歩み寄った。狩猟用のライフルを一本手に取り、構える前に姿勢を整える。片足を一歩後ろに引き、発砲の衝撃で体勢を崩さないようにした。


ここでロザリアはルカ・バルディーニの代理として立っている。たとえ一瞬でも撃つ際にバランスを崩せば、それはそのまま信頼の揺らぎにつながる。ドンたちのルカ・バルディーニへの信頼は、ロザリアの安定にかかっていた。彼女は妻としてではなく、彼の“腕”としてそこに立っている。ルカ・バルディーニの腕は、撃つときに揺れてはならない。


姿勢を固めたロザリアは、一発で木に据えられた金属の標的を撃ち落とした。


ドンたちは驚きを隠せなかった。彼女の射撃のあと、互いに顔を見合わせ、眉を上げる。


「臓器移植を待つ五十人の患者の費用。」

係の男が紙に書かれた任務を読み上げ、下がった。


任務を引き受ける順番はコッラード・リッツォだった。

彼もまた一発で標的を撃ち抜き、任務の受諾を示した。


マフィアの世界に入る前、こうした任務のことは耳にしていた。警察や世間の人間は、ドンたちが行うこうした慈善行為を別の意味で捉えていた。私もその一人だった。数々の殺しを重ねた彼らが、いくつかの善行で罪を洗い流そうとしているのだと、そう思っていた。


だが彼らと話し、時間を共にするうちに、もう一つのことを知った。ドンたちは罪を償うために慈善を行うのではない。善悪の概念を信じているからでもない。神や正義、不正に対する信仰からでもない。


彼らが信じているのは、ただ一つ――均衡だ。国家とは違い、ドンたちはこの言葉の意味と重みをよく理解している。そして、自分たちが信じるものを実行している。


慈善は、違法な行いとの均衡を取るためにある。この国は、違法や殺しだけでは成り立たないことを彼らは知っている。不正があるなら、同じだけの正しさもなければ信頼は崩れる。国家と彼らの最大の違いは、奪うだけでなく、同じだけを返せることにあった。人々の信頼と敬意を得ているのは、金を多くばらまくからではない。奪ったものに見合う価値を返しているからだ。


部下がドンのために刑務所に入れば、その家族が困窮することは許されない。それは規則ではなく、信念であり、均衡の問題だ。奪ったのが時間であれ、人生であれ、その対価は同じだけ重くなければならない。価値あるものを奪ったなら、価値あるものを返す。それでこそ均衡は保たれる。


紙を引く順番は若いドン、ルッジェーロ・モレッティに回ってきた。


「ドン・ルカの背後で動いている者の名を明かせ。」

係の男が読み上げ、下がる。


この一文のあとには、血が流れるはずだった。だが今日は違う。なぜなら、今日の“閉ざされたテーブル”はロザリアに託されているからだ。


任務を聞いた瞬間、ルッジェーロ・モレッティの顔色が変わった。絶望に目を見開き、周囲を見回す。


彼は逃げ場のない状況に追い込まれていた。裏切り者の名を口にすれば、他のドンに殺される。それでもまだましな結末だった。通常、裏切り者には家族ごと処刑が下されるからだ。


黙るという選択肢もない。口を閉ざせば、今度はバルディーニ家に殺される。


モレッティは銃の置かれたテーブルへ歩み寄った。足元は崩れたようにおぼつかない。テーブルの前で立ち止まる。この状況で彼にできる最善は、ライフルを手に取り、自らを撃つことだった。


だが今日は違う。ルカ・バルディーニは、自分の代わりに“慈悲”を送り込んでいた。


「その銃を私に。」

ロザリアはモレッティに歩み寄り、静かに求めた。


モレッティは震える手で銃を握っていた。ロザリアの落ち着いた、揺るぎない声に促されるまま、彼はその銃を差し出す。


「任務は取り消しよ。」

ロザリアは銃を肩に当て、木の標的を撃ち抜いた。


ルカ・バルディーニの慈悲――それがロザリアだった。彼女はルッジェーロ・モレッティとその家族を救ったのだ。


任務の取り消しを聞いた瞬間、モレッティはようやく息を取り戻したかのようだった。


「シニョーラ・バルディーニ……」

彼は膝をつき、ロザリアの手に口づけた。


ロザリアはその慈悲によって、一人のドンを跪かせた。やがて順に、誰もがシニョーラ・バルディーニの前に膝をつくことになるだろう。


「ドン・ルカの慈悲が、諸君の上から離れぬように。これで会合は終わりよ。」

ロザリアは黒いサングラスをかけ、振り返ることなく、重い足取りでその場を後にした。


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