14. ルカ — 今度は俺の番だ
ロザリアの護衛を選ぶとき、私はほとんど迷わなかった。
すぐにロッコに、ガスパルをカジノから連れて家に来るよう伝えた。
ためらいなく決められたのは、彼がカジノで働いていた頃の姿を見ていたからだ。
一見、空気のように目立たない男だった。だが、逆に目に入らないはずがなかった。動かない、どこか不穏な視線。まるでその場の全員を監視しているかのようだった。
多くを知り、ほとんど語らない男。
誰かを押さえつけることはしないが、自分も決して踏みにじられない。
自分の仕事だけを黙々とこなす男だった。
私が必要としていたのは、まさにそういう人間だった。
ロザリアの護衛になってから、今日初めてガスパルと向き合った。
だが、目の前に立つ男は、まるで別人だった。
視線も、立ち姿も……すべてが変わっていた。
その目には反抗の色が宿り、まるで敵を見るように、まっすぐ私の目を射抜いていた。
今にも敵に飛びかかりそうな構え。
かつてのガスパルを思わせるのは、疲れのにじむ顔に落ちる無造作な髪、黒いレザージャケット、濃い色のTシャツ、ジーンズ、そしてブーツだけだった。
「部屋を確認する必要があります」
ガスパルはドアの前に立ち、ルカの許可を待っていた。
何かがあったのだ。ロザリアは怯えているように見えた。
「ホテルに入る瞬間を撮られてる……私たち、監視されてるわ」
ロザリアは両腕でルカに強くしがみつき、胸から顔を上げないままそう言った。
誰かが私を見張っている。それだけでロザリアは強く怯えていた。
本当は今日、私にそれを言いたくなかったのだろう。この夜を恐怖の中で過ごしたくなかったのだ。
「殺すつもりなら、写真なんかに構わない。ただの警告だ。だが、次は俺の番だ」
ルカは落ち着いた、揺るがぬ声で言った。
ガスパルは部屋に入った瞬間、他のことをすべて忘れたかのようだった。
入るとすぐドアを閉めたが、鍵はかけなかった。
数歩進み、リビングの中央、木製のテーブルの横で立ち止まり、ただ耳を澄ませた。
盗聴器のかすかなノイズを聞き取るために、息を止める。
その後、コンセントや煙探知機を一つずつ取り外し、順番に照明の下も確認した。
絵画や窓枠まで、1センチも見逃さないという執念で、手で触れて確かめていく。
「お前は何者だ?」
ルカは目を細め、疑念に満ちた視線で、完璧な手順で部屋を調べるガスパルを見つめていた。
部屋に盗聴器はなかった。
それでもガスパルは止まらない。まるで自分が最も得意とし、愛している仕事に没頭しているかのようだった。
テーブルの下、ソファの下、ベッドの下まで丁寧に確認する。
「ここも問題ありません」
ガスパルは寝室の窓へと歩み寄った。
何もない。だが彼は落ち着かない。
何かがあると確信しているような、不穏な確信がその顔に浮かんでいた。
彼は照明を消し、カーテンを閉めた。
スマートフォンのフラッシュを点け、再び探し始める。今度は暗闇の中で、隠しカメラのレンズが反射するわずかな光を探していた。
「見つけた」
満足げな笑みを浮かべ、ベッドのヘッドボードに仕込まれていた小型カメラを取り外した。
――マフィアの構成員が、ここまで完璧な捜索をするはずがない。
――こんな技術をどこで身につけた、ガスパル?
――今度は俺がお前を調べる番かもしれないな。
ルカはそう心の中で呟きながら、静かな態度のままガスパルを見つめていた。




