第4章終了時点 登場人物紹介&地図
【主人公】
八雲 蓮 (20歳)
難病を患う妹・凛を救うため、クリア報酬「願いを叶える」を求めてストラテジーゲーム『ヴィクターナ戦記』の世界へ転生した。
テオドール・アストレウス (15歳)
アストリア王の側室の子で、「放蕩王子」と蔑まれている不良少年。熱病によって死を迎えたが、蓮の精神が転生することで蘇生した。戦士として標準的な身体強化魔法の出力を持つが、他に際立った才能はない。武神ベルガトスと精神世界で邂逅して「聖痕」を焼印され、武神教の教義実践を半ば強制されることになった。臣下や民への憂いを押し殺し、覇道のために冷徹な戦略家として振る舞う。ゲームでのクリア条件だった『世界統一』を目指して南軍に入隊し、戦果を上げて小隊長から中隊長に昇進した。
【テオドールと行動を共にする人物】
コレット・フィディア (31歳)
テオドールの専属侍女。テオドールの母ロザリーが出産と同時に死去した後、宮廷内で孤立するテオドールを幼少期から支えてきた母親代わりの存在。テオドールの身をなによりも案じ、過酷な南軍への出向にも迷わず随伴する。微弱な炎魔法を扱うことができ、炊事や火付けに利用している。
セシル・グラティア (25歳)
王宮所属の女性癒術師。他の宮廷癒術師が匙を投げた結果、異例の若さで王子であるテオドールの治療を担当することに。その後は経過観察の名目でテオドール小隊に随伴する。基本的には常識的感性の持ち主だが、医学的探究心の前ではマッドサイエンティストの一面を覗かせる優秀な癒術師。
ラウル・ベラトル (42歳)
南軍で蛮族相手に武勲を上げた歴戦の古兵。その功績で王宮近衛に栄転したが、上級貴族の子息中心の近衛隊では浮いてしまっていた。テオドールに口説き落とされて小隊副長の任に就く。近衛最強クラスの武力を有する、「南軍のオーガ殺し」。
ジュリアン・ルクスリウス (28歳)
成金商家の四男。父親の意向で王宮近衛に押し込まれたが、実力で選抜試験を通過している手練れ。飄々とした軽薄な態度とは裏腹に、状況を冷静に見極める目を持つ。ラウルと同じく近衛隊では浮いた存在だったが、今はテオドール小隊の中核およびムードメーカーを担う。
レオポルド・マイオルム (22歳)
没落貴族の跡継ぎ。実家を経済的に支援するため、給金の多い王宮近衛に入隊した。ジュリアンと同じく実力で選抜試験を通過している優秀な兵士。ラウルらと同様に近衛隊では浮いた存在だったが、現在はテオドール小隊の中核を担う。苦労人ゆえか、年齢に似合わずどこか達観した言動が多い。
エリナ・リギドゥス (13歳)
武神教会に拾われた孤児の少女。ゴーティエ司教から古武術を会得し、年齢に不釣り合いな戦闘力を持つ。武神教の教義に心酔しており、蛮族と戦う場を求めてテオドール隊への入隊を希望した。純真だが、その信仰心は狂気と紙一重。
ガストン・シデリス (20歳)
代々騎士に任ぜられてきた下級貴族の嫡男。当主である父の強い希望で王宮近衛の選抜試験を受けるが、落第。激怒した父親によって勘当され、似た境遇の若者とコルディアの古宿に集って『受験浪人』を続けていた。テオドールが行った過酷な選抜試験を乗り越え、小隊の新人筆頭となる。
ルネ・フィディア (10歳)
強大な炎魔法の才能を持つ、南部小都市ネモリス出身の少女。元の名は「アメリ」。自身の魔力が暴走して大火災を引き起こし、両親や弟、そして数十人の住民を焼き殺してしまった過去を持つ。深い罪悪感から死を望み、大罪人として処刑される寸前だったが、テオドールによって火刑を偽装され救出された。ゴブリンによるネモリス襲撃では、極大の炎魔法で敵を一掃して「ネモリスの英雄」となった。
ベルナデット・ドゥーラ (28歳)
巨漢の女戦士。要塞都市ヴァラリアで女傭兵団であるドゥーラ傭兵団を率いていた。所詮は女と軽んじられながらも、自らを頼って集まる女のために苦汁をなめながら耐え忍んできた。テオドールにその腕を見込まれ、女傭兵団の精鋭5人とともにテオドールの部隊に合流した。
【アストリア王国の住人】
ゴーティエ・リギドゥス (56歳)
王都の外れに建つ武神教会の司教。身体強化魔法に精通し、相当な武力を有する武闘派聖職者。人格者であり敬虔な信徒だが、教義に沿うのであれば幼子を戦場に送り出すことも厭わない、狂信的な一面を持つ。
クロード・ノミコス (57歳)
アストリア中部の都市コルディアの領主。北部貴族と南部貴族の軋轢に対し、徹底して中立を保ってきた古狸。テオドールの小隊選抜試験に協力し、次点の者を自身の私兵にスカウトした。
ジェラール・ソフィアノス (53歳)
アストリア南部の要塞都市ヴァラリアの領主。あらゆる物資と人材が不足する南部戦線を、長きに渡って維持してきた名将。実妹・ブランシュは現国王ルイの一人目の正室だったが、子宝に恵まれず離縁。北南融和の象徴となるはずだった婚姻は反故となり、ソフィアノス家と王家の関係は劣悪となった。
ロラン・フェロクス (27歳)
南部下級貴族の長男で、南部戦線で戦果を上げ、若くして中隊長を任ぜられた。指揮に特別な才は無いものの、実直な判断と誠実な性格故に部下からの信頼が厚い。テオドールから上奏された戦術を採用して戦果を上げ、自身は大隊長へと昇進、テオドールを自身の後釜である中隊長に据えた。
【アストリア王宮の面々】
ロザリー・アストレウス (享年23歳 旧姓:レタ)
今は亡きテオドールの実母。アストリア南部の庶民の出で、巡幸中の国王に見染められて側室として迎えられた。快活な性格で宮廷内で慕う者も多かったが、テオドールの出産時に大量出血して亡くなった。
ルイ・アストレウス (55歳)
アストリアの現国王。優柔不断かつ臆病。北の大国エクイタニアの意を汲む王妃や宰相の傀儡と化している。
イザベラ・アストレウス (40歳 旧姓:オプシディウス)
アストリアの現王妃で継室。大国エクイタニアの有力貴族オプシディウス家の長女。権力欲が強く、実子リシャールの王位継承に固執し、テオドールを疎んでいる。
リシャール・アストレウス (18歳)
イザベラの第一子でアストリアの皇太子。名ばかりだが北軍の将軍の任に就いている。尊大かつ傲慢で、庶民からの受けは悪い。
マルグリット・アストレウス (16歳)
イザベラの第二子で長女。母に似て高飛車だが小心者。
ルドルフ・アストレウス (14歳)
イザベラの第三子で次男。内向的で、自室に籠りがちと噂されている。
ジュール・ドロス (46歳)
宰相であり北方の大貴族ドロス家当主。親エクイタニア派の貴族筆頭で、王妃と結託してアストリアの属国化を推進していると目される。
リュシアン・ヴェリタス (58歳)
王宮図書館の館長。北部の大貴族の三男で現国王の学友だった。政争からは身を引いているが、アストリアの行く末を案じている賢者。テオドールに国内外の情勢を教示した。
【地図】
セントゥリア大陸北部地図
アストリア王国地図
アストリア王国南部地図
南方軍西部戦区




