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短編小説集

金平糖

作者: 真顔くん
掲載日:2025/12/04

カラカラと音を立てながら瓶の中で揺れている金平糖

1つ取り出して口に放り込む

歯で砕くとシャリシャリと音を立てながら唾液に溶けた

甘くて切ない味がした


ねぇ、お姉ちゃん

私、女の子だよ?

普通とは形が違うけど女の子なんだよ?


なのにお母さんは私の髪を短く切った

お姉ちゃんと同じくらいの長さにしたかったのに

綺麗な黒髪で、大切だったのに

床に落ちた髪の毛が虚しかった

お気に入りの服も全て捨てられた

凄く凄く可愛かったのに

空っぽのクローゼットをただ呆然と眺めることしか出来なかった


鏡に映る自分

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

何度も見た

何度も何度も吐いた

気持ち悪かった

違った


カタチが違った

私は女の子じゃなかった


誰よりも綺麗なお姉ちゃんの口が動く

「男なのに女みたいな格好してんじゃねぇよ」

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