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神々 ト 人間 。( 仮名)  作者: ゆう。
1/1

God and human

──────


人界へと下る最中。アリシアが後ろからの気配に気づく。


「貴方ッ。エデア様よ…。」

それを聞けば、グルーズは狼狽した様子で後ろを振り向き。左手を横に広げ。アリシアを庇うように立ち塞がり。


「はは、神力の乱れている個体が1匹紛れ込んだかと思えば…やはり破壊と創造の神力だったか。グルーズ、アリシア。どういうつもりだ?神の掟に逆らう者はそれ相応の罰を受けることになる。何をしている。」

そう、厳かに発言しながらも。何処か怒りを携えた全能神エデアがグルーブとアリシアとの距離、約10mの位置に立ち。じろり。とアリシアが抱き抱えるクルスの姿を見れば。今度は落胆したような顔をして。グルーズの顔を睨んで。

「私は、自らが正しいと思ったことを行ったまでです。アリシアと愛し合い。私たちの愛の形を産む。それは…人間にしか許されて居ないと言いますが…ならば、私たちのこの心は何故あるんです。何故何かを考え。想い。心を痛める事ができるのですか。私は…アリシアを愛しました…。それは紛れもない本心です。神罰を受ける覚悟はとうの昔に出来ています。」

そう告げると、アリシアは悲痛な顔で俯き。その後に、エデアに向けて。決意を込めた顔で言った。

「だが…私たちの子供を、殺させはしない!アリシア!クルスを連れて逃げろッ!御前の力なら自分の身体を人間に作り替えて、紛れ込むことも出来るはずだ!…大丈夫だ。俺もすぐに下界に行く…。」

とアリシアに微笑み掛けると。その顔をエデアの方へ向け。睨み返す。

「…《破豪派》!!…」

と、掌打を繰り出すと。拳に集まった破壊のエネルギーを一直線に放ち。エデアにぶつけるが。軽く手でうち払われてしまい。

「私に御前が適うはずが無かろう。さぁ、早くその赤子を連れて戻ってこい。御前はあの赤子が人界へと降り立ち。育てられれば、いつか神力が暴発し。多数の犠牲者が出よう。それでいいのか?御前は元より破壊を司っているが。アリシアは、どうだ?悲しむのではないか?」

そう言われれば、エデアの言うことも最もだ。だが、グルーズには確信があった。そんなことは起きない。という確信が。それは─

「俺は…アリシアと…クルスと約束したんだ…必ず、そんなことはさせない。起こさない。と…。あの子に…俺の声は届いているはずだッ!いくぞ!…全能神エデア!!…俺は、お前を此処で食い止める!…」

そう言うと、破壊のエネルギーで作りだした。破操剣ブレイザーを手に持ち。目にも止まらぬ速さで接近し。下段から左斜め上に斬りあげるも。人差し指で止められてしまい。

「な…!?くっ……!」

その様子を見ていたエデアは、大きなため息をつき。

「グルーズ…御前が私に敵わない。もう2回言ったぞ。そんなに物分りの悪い奴だったか?貴様は。だが、私は寛大だ。このまま終わらせてやろう。時間もない故な。」

そう聞けば、ばっ!と後ろに飛び退き。そのまま剣を構えて。エデアの挙動を見つめて。

「痛み。恐怖すら感じず消えろ。それがお前へのせめてもの救いだ。《元崩砲》。」

淡々とそう告げると、エデアの掌に空間その物を破壊するエネルギーが集まり巨大な球体が現れ。其れを認識した瞬間には、そのエネルギー全てが吐き出され。

「うっ…!く…。だめだ…くそ。防ぎきれない…。アリシア……後は…頼んだぞ…。クルスを…たの…。」

そう言いかけた所で空間とともに消滅し。一瞬前に、指から指輪を外したのか、指輪が下界へと堕ちていき。アリシアの目の前を通り過ぎた。



─────

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