第24話 遊びは仲を良くする?
「なんで陛下がこっち側に歩いてきたんです?」
「宰相は途中で抜けてしまったからな。代金の受け渡しは銀行に振り込んでおくと伝えに来ただけだ。それで今のは料理の話だろう?夕食ももうすぐだからな。」
「はあ…。流石に料理は料理人が既に始めているでしょうし、またの機会にして下さい。」
「む?確かに料理人に悪いな。では3日後夕食にお主を呼ぶから作りに来いよ。どうせまだ領地経営もしないし暇だろ?」
「では、とお「俺とメアは丁度知り合いの貴族達と夫人達を交え会議があってな。レオ悪いが1人で頼むぞ。兄さん達も忙しいからな。ナナとリリアがパーティでフィリア様と仲良くなればルルを含め3人も連れて行くといい。」」
「ああ、俺はそれで構わんぞ。新しい料理が食えるんだからな。はっはっは。」
父さんは交流会か、本当だろうな?
まあ3人には仲良くなって貰うしかない。2人が許すならハーレムを目指したいからな、男の夢を実現させるぞ。
「分かりました。ではまた後日に。」
そう言い今度こそ帰る。
「会議とか聞いてないよ、父さん…。」
帰りの馬車で愚痴をこぼす。
「まあレオが爵位貰うのは何となく分かってたからな。世話になってる人達への挨拶みたいなもんだ。王都までの道の領主しかいないがな。」
「まあ父さんと母さんで大体はこなせるからお世話になる必要ないもんね。」
「まあな!」
「それよりもレオ大丈夫?王家に料理作るなんて。」
「まあ不用意に発言したせいだからみんなの責任だね。だから父さん達に味見として俺のフルコースを味わってもらおうかな。砂糖も屋敷にあるからデザートも作るよ。大丈夫そうなら王家にも出すから。」
「あら?新しい料理?楽しみね。」
そして米やその他諸々を買ってから家に帰り、ハンバーグを含めた料理を作る。
米とか一部は輸入品の為かなり高かった。でも異世界ものの定番である米探しをせずに済んだのはかなり良かった。女神様達ナイスである。
まあ米作ってる国は島国らしいので「テンプレじゃん」とか思った。この世界を作った神が日本の一部の文化に染まってるからあまり驚かなかったけど。
「こんな料理始めてよ!レオこれなら王家に出しても大丈夫よ!あと箝口令をして貰って王家にレシピを売りつけなさい。領地経営も開拓もお金がかなりかかるからいくらあってもいいからね。」
「お兄ちゃん、私達もお兄ちゃんの領地で住んでいい?」
「レオ、私も出来るだけ近くにいたい。」
「勿論だよ。ナナ、リリア。暫くは王都住みだし、母さん達が許可すれば一緒に暮らそうよ。」
「ふふ、勿論許可するわよ。ねえ?ルル。」
「レオくんなら勿論いいわ。でもたまには顔を見せに来て欲しいかな。」
「ありがとう、お母さん!」
「勿論、会いに行くよお母さん。4日しかかからないからすぐだしね。」
そんな話をしながら、夕食が終わる。
こっちでも一緒に風呂入るんだね。ナナ、リリア。嬉しいけど、2日で慣れなたのかな?慣れない場所だからこっちでは入らないと思ってたんだけど。
あっ、寝るのも一緒ね。勿論大歓迎だよ。
「おやすみなさい、お兄ちゃん。」ちゅっ
「おやすみ、レオ。」ちゅ
「うん、おやすみ。ナナ、リリア。」
2人とのキスも口どうしになったな。フィリア様との事は母さんから聞いてたみたいだけど、機嫌悪くなってないって事は許可されてる?ハーレムいけるか?
なんて考えていたらいつの間にか寝ていた。
起きたらいつも通り2人とキスをして体を起こす。
「パーティも変に身構えなくて良くなったから気が楽だな。」
最高の目覚めである。
そして昼からパーティが始まる。
「会場は城なんだね。」
「今回はフィリア様が出る事が急遽決まったからな。城の方が安全だから予想通りだな。今回の主催者は良い思いはしてないだろうが仕方ないな。レオが関係しているのはすぐバレるだろうから注意しろよ?」
「俺のせいなのかよ!」
「まあそうだろ。護衛寄越せと言ったんだからな。守ってもらえる事に感謝しておけ。」
「お互いに得する計算だったのに、俺だけ割りを食ってるな。」
「そういうな。むしろお前殺気を放つつもりだったろ?結局周りからの視線はいいものじゃ無かったはずだ。それが一部で済むようになるんだ。1番良い結果じゃないか?」
「お兄ちゃん、私達のためにごめんね。」
「ごめんな、レオ。」
「ナナとリリアのせいじゃないよ。俺が2人を変なやつに取られたくないだけだからね。むしろ独占欲が強い俺のせいだよ。」
「お兄ちゃん…」
「レオ…」
ガシッ
「おいおいもう城の中なんだから抱きつくな。」
「父さん、愛は形に表した方が幸せなんだよ。それに牽制にもなるからね。」
「お前は本当に8才なのか…。」
「ふふふ。達観してるクソガキさ。」
「はぁ…。」
「レオも挨拶回り忘れちゃダメよ?貴族当主になったんだからね。当主以外はとりあえず出席すれば良いだけだから、ナナ達はレオの気持ちに従ってフィリア様とずっとそばにいなさい。」
「「はい!」」
挨拶は一応主催者の貴族のようだ。名前名乗ってたが覚えてない。でも城で自分主催のように振る舞えるのが嬉しいのか終始良い笑顔だった。問題なさそうだな。
そんな事を思ってた時期もありました。はいはい、知ってたよ。
「おめでとうございます。レオフリート殿。」
「ありがとうございます。」
「つかぬ話をお伺いいたしますが、レオフリート殿はどういった方が好みですかな?」
…多いわ!なんで挨拶だけで込み入った話するんだよ!
ナナとリリアはそんな話が聞こえているはずだが気にしていない。
え?ジェンガ持ってきたの?リリア。え?ていうかやるの?音そこそこあると思うけど?
あっ、目立っても護衛いるし安全だから宣伝か。貴族用のは通常のより煌びやかに作ったから高いし、売れれば利益になるもんな。流石リリアだ。転生者の俺もビックリする頭の良さだ。
いや、男は興味ないので熱い視線を送るのをやめて下さい。名前の知らない貴族さん。
暫くして主催者の締めの挨拶でパーティは終わる。
「お兄ちゃんお疲れ様〜。」
「お疲れ、レオ。」
フィリアとリバーシをしているリリア達が労りの言葉を送ってくれる。
「ありがとう。ナナ、リリア。でも全然料理が食べられなかったよ。サラダが美味しかった事しか覚えてない。」
「私達はいっぱい食べれた!」
「そっか!リリア達が良かったならいいや。」
「本日はありがとうございました。ナナ様、リリア様。」
「様付けなんてやめて下さい!フィリア様!」
「そうです!フィリア様!」
「ではお二人が様付けをやめてフィリアと呼んで下さいましたら私もやめますわ。」
おや?思ったよりも仲良くなったんだな。様付けをなくせって事は対等な友人としていたいって事だろう。凄いな。
「う…分かりましたフィリア。」
「フィリアこれからもよろしくね!」
リリアは結構肝が据わってるな。流石妹。さすいも。
「フィリア様。本日は大切な姉と妹と共に居てくださりありがとうございました。」
「いいんですよ。こちらも下手にプライドのある貴族と話さずにパーティを終えることが出来ましたしね。懸案事項が無くなって感謝しています。それとレオも私のことをフィリアと呼ぶこと。」
「分かりましたフィリア。では私達はこれで。」
「ええ、明後日楽しみにしていますわ。また2日後ね、ナナ、リリア。」
「「はい。本日はありがとうございました。」」
家に着き俺は一息つく。
はぁ〜。マジで疲れたな。でもフィリアやナナ、リリアが異常に頭が良くて言葉遣いがしっかりしているだけで、他の貴族の子供は割と年相応だったな。一部面倒そうな子供もいたけど。
そんな事を考えながらいつもの日常に戻る。
いつも通りの夜を迎え、ベッドで考える。
城の使用人のも用意するとなると夕食作りの時間が足りないな。明日作っておくか。
そして眠りについた。




