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二度目の人生は異世界で幸せに  作者: 夜ペンギン
幼少期〜学園までの道のり〜
15/40

第15話 商談

 

 街に行く事になった。おもちゃの商談をするそうだ。

 そこで開発者の俺もいくのだ。楽しみである。


 アイテムボックスにおもちゃをいれ、昼前のうちに用意した。おもちゃの説明、遊び方、その他もろもろを書き込んだメモ用紙も用意した。


 いざ街へ!


 何度か見たことがあるが、やはりワクワクする。それに教会に行くルートとは違うため新鮮である。


 そろそろ1人で出歩いてもいい許可が欲しいな。魔物がいる森にも行ってみたい。実技訓練もそろそろ魔物と戦うのも入れてみるか、と父さんが呟いていたしそろそろ許可が貰えるかもな。


 先にこの街にある銀行に行くと言っていたが…あれか?


 結構でかいな、うちの屋敷くらいあるか?ん?地下にも何かあるな。魔法でかなり壁を強化してる感じだ。金庫かな?


 空間魔法で色々調べていると到着した。


 母さんがギルドの人と俺の口座を作りたいと話す。


 正直ストレージかアイテムボックスに入れれば誰にも盗まれないから気にしてなかった。


 そういえばルル母さんはナナとリリアの口座は生まれた時に作ったと話していたっけ?


 兄さん達も学校行く前に作ったらしいし、俺だけなかったんだな。必要ないけど。


 そんなこんなで口座を作り銀行を出る。


 銀行に警備はいなかったが大丈夫なのか?と聞いたが銀行は教会が運営しているらしく、金庫とされるものに入れた金を盗んだり、不正を働いた職員には商業神から天罰が下るそうだ。


 特許契約を破っても同じく天罰が下るらしい。


 特許契約だが、食べ物以外の形ある物を初めて販売する際、商会もしくは個人が独占する為の契約だそうだ。商業神用の神棚に契約書を置き、近くに物を置く事で神様に送られるらしい。既存のものの場合送られず、契約期間中の場合は独占が切れる日数が契約書に書かれるらしい。


 特許契約期間は神に奉納したのちに販売開始直後から3年らしい。それを過ぎると特許契約が無くなり、既存商品扱いになる。


 売れる売れないに関わらず、1年丸々準備に使う。売れると思えば1年で準備と搬送を終わらせる。売れるか分からない場合はゆっくり準備し、販売を始めるそうだ。


 ちなみに天罰は最悪死ぬらしい。何も知らずに売ると熱にうなされるレベルで済む。子供や若者が少なからず天罰を受ける事になってしまう場合があるからと言われている。


 ちなみに悪意ある状態でやると数ヶ月苦しみ、死ぬらしい。実際には自分で死ぬらしく、一生苦しみベッドから起き上がれないと言われている。


 そんな恐ろしい話を聞きながら商会に着く。


 あれ?うちの屋敷より大きくないか?


 着いた商会はかなり大きい。食品は一部高級品が置いてあるだけで、他は様々な商品が置いてあり、結構リーズナブルな値段だ。


 ちなみにお金は銅貨、銀貨、金貨が大中小とある。

 小銅貨1枚1ベールらしい。物価を見て日本円と比べると、

 10円=小銅貨=1ベール

 100円=中銅貨=10ベール

 500円=大銅貨=50ベール

 1,000円=小銀貨=100ベール

 10,000円=中銀貨=1,000ベール

 50,000円=大銀貨=5,000ベール

 1,000,000円=小金貨=100,000ベール

 10,000,000円=中金貨=1,000,000ベール

 100,000,000円=大金貨=10,000,000ベール

 大体こんな感じである。


 単位が神の名前にちなんで付けられたのか、創造神の趣味が入り、名付けられたのかは謎である。


 貨幣の偽造も天罰対象である。


 実質神の意向でもあるため世界共通の貨幣で、国独自の貨幣を作ろうとするとその国は滅ぶらしい。


 多分管理をしやすくするためと、無駄な争いを生ませない為だろう。貨幣を作り、手数料取るだけで儲かるもんな。それで争いの元になることなんて目に見えてる。


 ちなみに中銅貨1枚や小銀貨3枚と取引される事も少なくない。日本の一部が使っていた〇kなどの使い方のようなものだろうか?まあ大雑把に伝えたりするのには便利か。


 母さんが商会の受付と話したと思ったら受付が奥の扉の向こうに行ってしまう。しばらくすると鍛えているであろう体をした優しめの顔をした50代程の男が出てくる。


「お久しぶりですな。ナルメア様。王都はどうでしたかな?」


「久しぶり。ルクヴァン。やっぱり人が多かったわね。まだ私のことを覚えてる人がいたせいで、3日は囲まれ続けたわ。その後も度々声かけられるし、疲れたわね。」


 ?母さんは有名なのだろうか?エルフ美人ってだけで囲まれるなんて事はないだろうし…。


「おや、そちらのお子さんはレオフリート様ですかな?初めまして、商会の会長をやっておりますルクヴァンと申します。あなた様のお母様が有名人なのかどうか気になっている様ですね。あなた様のご両親は10年程前の魔物の暴走(オーバーランページ)でご活躍されて辺境伯になったのですよ?」


 心を読まれた事とドラゴンが存在する事と両親がドラゴンスレイヤーという事に驚きを覚える。すげーな商人。


「初めまして、レオフリート・フィオ・ヴァルダイルと申します。その事については初耳でした。」


「家の成り立ちについては学んでいなかった様ですね。ふふ。やはり恥ずかしかったのですかな?両親揃ってドラゴンスレイヤーは。」


「もう、自慢できる事じゃないんだからやめてよね。レオ、私たちが倒したと言っても小さい龍よ。翼竜よりは大きかったけどね。流石に大きい龍には勝てないわよ。」


「ふふふ。小さい龍でも鱗は変わらず固いですし、お二人とも1人で倒しておられましたからね、2体ずつ。あまり謙遜すると王家直属の騎士団に妬まれますよ?いや、英雄扱いされて尊敬の念で既に見られてますからあり得ない話ですな。ふっふっふ。」


 思ったよりも両親は凄かったらしい。ということは訓練での父さんはあれで本気じゃないのか!?マジかよ…。


「ちなみにその時は王都で国の貴族がほとんど集まる会議があったんですよ。そこで王都が襲われ、ご両親が活躍され爵位を貰ったため、平民上がりで破格の辺境伯の地位を貰っても妬む貴族が少ないのですよ。王都の被害も龍の素材を全て王家に回し、復興に使わせていましたしね。」


「はぁ…、今日はそんな話をしに来たんじゃないのよ。商談をしたいから奥に通してもらえる?」


「これは失礼致しました。それではこちらへ。」


 そんなやりとりをし、奥に連れて行かれる。


 へぇ、豪華すぎない丁度いい部屋だな。


「では、今日はどんな用ですかな?流石に鏡はこちらで入手するのは難しいですぞ?あそこは貴族メインの商会ですからな。契約期間が終わっているとはいえあの技術力は我々には手が出せません。まあ私は買いましたがね。」


「あら?見せてもらえるかしら?」


「ええ、よろしいですぞ。」


 へぇ、鏡ってこれか…少し歪みがあるな。ガラスに不純物があるのか少し写りが悪いきが…ん?鏡に映るこれは誰だ?あっ、俺か。


 初めて自分の顔をしっかり見た気がするな。水に写るのは少し見たが、鏡だとやっぱり違うな。


 今は可愛い感じが拭えないがイケメンになりそうな顔だ。いや、なるだろう。女神に頼んだし、兄さん達たちも父さんもイケメンだからな。


 ただ、両目の色が気になるな。オッドアイにしろとは頼まなかったんだが…。金色の目は父さんと同じで、ブルーサファイアの目は母さんと同じか。


 分かってはいたけど髪色は銀に近い白に、薄い茶と金と赤のメッシュが入ってるな。メッシュの位置はいい感じだな。


 耳も少し尖ってるからエルフ感も少しある。


 父さんの先祖に獣人族がいたらしいし、母さんの先祖には魔人族がいたらしい。


 女神達が俺の転移先決める時に遺伝云々言ってた気がするし、隔世遺伝ってやつなんだろう。


 金色の目は獣人族に多く見られる特徴だし、赤髪は魔人族に多く見られる。エルフの耳。茶髪は母さんに近い。人族は特徴がないけど金髪と雰囲気は父さんに近いしその辺は人族か?人族の髪色は両親に関係なく髪色が変化したりするからはっきり言えんな。俺は殆ど銀だし。


 大部分が人族だからステータスの表示は人族なんだろう。両親から見たらハーフだけど、実質クォーターかな?


 見た目の特徴があるって事は多分能力的な特徴もあるかもしれない。また詳しく調べなきゃな。戦術とか出来る事が増えるかもしれない。


 そんな事を考えていると母さんが声をかけてくる。


「レオ?大丈夫よ!父さんと母さんの子だからきっとカッコよくなるわ!今は可愛い感じが強いけどね。」


 考えていた事の一部がバレていた。少し恥ずかしいな。


「はぁ〜、でも鏡欲しかったわ〜。王都の店で見かけて買いたかったのよ。でも高すぎるわ。独占してるのもあって多分吹っかけた値段だろうし。もう少し落ち着いた値段にならないかしら…。」


「割れてしまうと使いづらくなりますから、消耗品に近いですしこれ以上は難しいかと思います。それに釜を用意しているのを確認しましたし、かなりの燃料を注ぎ込んでいた感じでしたぞ。ガラスが同じ製法ですし、ガラス以下の値段にはならないでしょう。割れた鏡は一部平民がゴミ置き場から取ってきたものを見ましたが多分銀も使っていますな。」


「うーん、そう言われると何ともならなさそうね。まあその為に今日きたのよ!家族が自由に使えるお金を増やす為にね!」


「おや、本題ですかな?気を引き締めるとしましょうか。まさか新商品の商談とは思いませんでした。それで、一体売りたいものはなんですかな?」


「娯楽品よ。」


「…娯楽品ですかな?」


「えぇ、おもちゃよ。かなり流行ると思うわ。私も一度遊んだけど全て面白かったから。私の家の使用人も絶賛していたわ。」


「ほぅ…。その言い方ですとナルメア様や使用人が開発した訳ではなさそうですな。領主様はそう言った事とは無縁そうですし…。…まさか!?」


 俺がこの場にいる理由に気がついたみたいだ。中々いい勘をしている。流石商人だな。


「えぇ、そのまさかよ。レオ出して説明をお願いね。」


「うん、任せてよ母さん。」


 そう言い、アイテムボックスからおもちゃを入れた木箱を出す。


「アイテムボックス…」


 ルクヴァンはアイテムボックスに驚いているようだ。


「では、このおもちゃから説明を始めますね。これは…」


 母さんに説明して遊んだように、ルクヴァンとも説明と実際に遊ぶ。今まで作ったおもちゃの説明が全部終わるまで3時間はかかったかな?説明するたびに興奮度が増していくルクヴァンは面白かった。


 そしてそれぞれの効率の良い作り方として、型を頑丈な木か石、鉄で作れば商品の形のムラはほぼ無くなり、塗料も厚く塗れば木の模様も消え、綺麗に見えるだろうと話す。


 紙はかなり質がいいからトランプに適した紙も多分すぐ作れるだろう。多分小説好き?の創造神が作ったのだろう。育成も加工も楽な紙木と呼ばれる木があるからな。


 出来る限りの知っている遊び方を書いた紙を渡し、今日話した全ての事が書かれた紙を渡す。


 これにはルクヴァンだけでなく、母さんも驚いていたな。「流石私の子ね!」と言われた時は嬉しかった。まあ前世のおかげだが。


 契約書は母さんが用意していたらしく、おもちゃの数×3枚分紙を出す。俺たち用、商会用、奉納用である。神を交えたの契約の為俺たち用は無くてもいいが、忘れたりしないようにする為だそうだ。


 母さんとルクヴァンさんは昔から知り合いみたいで特に内容で揉める事はなかった。が、俺が待ったをいれる。


「母さん、なんで俺の取り分が利益の3割もあるの?それに材料費と商会の取り分は5割で実質半分以下だし、家の取り分は2割しかないよ?俺家の為に作ったんだけど…」


「レオこれは確かに普通の分け方より私たちに有利になる破格の値段よ?でも、それでも凄い利益になる確信が私にはあったし、ルクヴァンもそれに気がついているからこの提案を呑んだのよ?」


 そこまで売れるのか?まあ娯楽品が殆ど無い所に出てきたら売れるのか?


「家の為に作ってくれた気持ちは嬉しいけど、やがてレオは自立するわよね?最低でも3人分の生活費は必要なんだから出来るだけお金は貯めておきなさい。あなたが作った事に変わりはないんだから。」


 3人分…俺とナナとリリアの分だろう。


「最低でも?」


「子供も他の女の子も増えるかもしれないでしょ?レオはきっとモテるからね。女の子を悲しませる事だけはしちゃダメよ?ナナもリリアも増える事は問題無さそうだったわ。モテる事はあの子達も分かってるんでしょうね。」


「本当にそうなるかは分からないけど、悲しませるのは嫌だし分かったよ。」


「ふふっ、それでいいのよ。でも、4才から家族の事を思ってくれてたのね。とても嬉しいわ。あの称号にも納得ね。」


 少しズレ始めた話をしていた俺たちにルクヴァンは慌てた様子で聞いてくる。


「え!?ちょっと待って下さい!これはレオフリート様が作られたとは聞きましたが最近の話では無いのですか!?」


「ええ、4才の頃と聞いているわ。3才から父親の仕事部屋に入っていたらしいし、経営はギリギリでは無いけれど、家族をもっと楽にしたかったんでしょうね。」


「3才から…。それにこれを4才の時に作った…。」


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