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Heresyー時代の異端者たちー  作者: 不知火 響
5/6

別の顔

「なぁ今度Heresyはいつ集まるんだ?」

鈴奈はいつもの笑顔で

「今日集まるよ、君が朝流してきた峠の頂上に」

頷きその後はいつものように、仕事して退社した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

退社した時のそのままの足で、ケンヤのショップに行った

「いつもの峠に走りに行くセットアップしてくれ、ノーマルより少しドリフト寄りで」

ケンヤは難しそうな顔して

「すぐにできるもんか」

だが、顔を変えこうも言った

「時間有るんだろ?現地で足回りだけでセッティングする」

今まで付き合ってきたが、ケンヤの事を頼もしいと思ったのは初めてだった。

一旦家に帰り服を着替えた

「少し興奮してるなぁ、俺何でだろ」

ケンヤから連絡があった

「頂上で待ってるから、来い」

あいつからの連絡は大概命令調で何とも言えない

車に乗り頂上へ向かった。

「遅い、何してた?」

んんん?

「あの~ケンヤさん連絡受けてから5分たってませんよ?」

はぁという顔をして

「3分で来い3分で」

はい、出ました。ケンヤの無茶振り、中学の時からこんなことを平気で言う。治ったのかと思ったのに

「おい、始めるぞ」

という声に

「おう」と短く答え

走っては調整し走っては調整しを繰り返しをした

「こんなもんだろう」

と言って車から降りたとき

不意に、数台が登ってくる音がし始めた

ケンヤが「FDを先頭にランエボ GTRにシルビアが続いて来るぞ」

ケンヤのエキゾーストだけで車種を判別するチート能力が発動した

「相変わらずみたいだな、その耳は」

当たり前だという顔をして笑っていた

頂上に登って来たのは、ケンヤの行った通りの車だった

そしてFDから降りて来たのは鈴奈だった。

「いろはくんお待たせ、じゃあ走ろっか」

この時見た笑顔は会社でも見たことがないくらい、輝いていた。



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