一秒
掲載日:2015/08/21
今、目の前にある電波時計が。
午後11時45分を差しました。
これから、僕の命は、終わりへと近づいていきます。
今、30秒経ちました。
時間の経過を目で追うことは、とても楽しく感じます。
そこから、15秒経ちました。
まだ、ほんの少しの時間しかたっていないのに、とても不安になります。
10秒経ちました。
さすがにタイピングが間に合いません。
5秒。
3秒。
2秒。
1秒。
時間は、小刻みに、小刻みに。
明日は、素早く。
終わりは、目にも止まらぬくらい。
秒針が、カチッ、カチッ、カチッ。
そんな、規則正しく動くことの方が、とてもとても不思議な光景。
一秒なんて、その何千万分の一の動きの中で。
とてもリニアな流れを感じているのが。
心臓がはねた時。
ポンプが赤いマークを押しだした時。
まだ、生きてますよ。
一秒後になったら、一秒前の僕に、伝えてあげよう。
ありがとうございました。
まだ、生きてますよ。
そう、自分に伝えてあげてください。




