表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空間の狭間に住んでます  作者: 桜刃
2/25

無表情な五男と色々心配な末弟


空間の狭間に住んでいる一族「龍摩」


此方は本家のとある一画


「鈴蘭と…彼岸花に…」


何やらブツブツ言っている青年


本家の五男「雷華らいか


職業は医者


「さて、兄さん達いたかな…?」


兄弟の中でも無表情に定評がある彼なのだが、今は目をキラキラさせている


その片手には、「カオス」と呼ぶに相応しい禍々しさを軽く飛び越えた色をした液体入りコップ


それをどうするか等、聞くだけ野暮だ


「あれ?雷にい?」


其処へ現れたのは、銀髪の青年


名前はかがみ


本家は十一人兄弟で、鏡は末っ子


すなわち、雷華の弟になる


「鏡か…」


「雷にい、その変な液体何?」


鏡の疑問に雷華は…


「滋養強壮薬だ」


大ウソをついた


「あ、そうなんだ」


そして、それを信じる鏡が居た


大ウソついといて何だが、弟の将来が心配になる雷華だったりする


「ところで鏡、今日は兄さん達いたっけ?」


「うん、居たよ」


鏡がニコニコ笑顔で来た方向を指差す


「そう、ありがとう」


鏡に礼を言うと、歩き出す雷華


「自分より下の弟妹には何もしない」というのが雷華の信条


すなわち、彼の標的は自分より上の兄達な訳で…


暫くして聞こえて来た兄達の悲鳴に、鏡が首を傾げた


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ