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1話:さて、どうしようか(アニ神)

初投稿です。頑張ります。


ある日、あることに気が付いた。



『――観るアニメ無くなったら造れば良いのだ!』



僕はアニメが好きな神様、通称アニ神です。オタクではなくニートやってます



此処は天界。全ての空間を管理する場所でもあり、僕のアニメ鑑賞会会場ともなっています。ちなみに天界はとても広いのですが、その大半は僕の趣味で集めた玩具などで埋まっています。



さて、アニ神の僕でありますが、アニメの事はそこまで詳しく存じておりません。現役でアニオタやってる人の方が知識があるかもしれませんね。

僕はたた主人公が『お前を必ず救ってみせる!』とか『ダークマターブラストォー!!』とか、そんな言葉が大声で発せられる主人公の"頭"が面白すぎてアニメが好きなだけです。



アニメを観たは良いのですが、すぐに全部観終わっちゃいました。僕が観たいアニメは結構限定されるもので、最強な主人公だったり、カッコいい台詞を堂々と言えたりするアニメばかり観てました。正直僕にも、その思考回路が移りそうです。



問題は観るものがなくなってしまい、暇になった事です。そこで思いついたのは、「アニメが無ければ造れば良い!」でし―――



『アニ神!廊下に300年立ってなさい!』



うげッ!先生に怒られちゃったテヘ☆

くそぉ、......ぁ、そうだ!300年あるんだし部屋に戻ってどっかの世界に僕を憑依させちゃえば良いんだ!290年経ったら戻ってくる様に設定しとけば良いだけだし!


『クス...クス...またアニ神立たされてるよ』


『本当だ、だっさいねぇ』


『で、でも、そこが......///』


『う、うん。私もそういう所が///』



ふっふっふ。

そうと決めれば・・・・・・。















◇◇◇◇◇◇◇◇◇












『ふひゃっははっはああっ!これで楽しめる!』



くはは!僕が今迄観続けてきたどのアニメより面白い物を撮らなければ!まずは移動する世界の全体に隠しカメラを仕掛けて、僕が主人公として可憐に舞うのをとってもらおう!



僕が向かうのは武具があり代表的な生物が集う世界で超能力や魔力というものまでもが存在する僕の自信作世界!創造者の僕が世界を荒らして荒らして主人公として!うおおおおッ!僕ってこんなキャラじゃなああぁいッ!!



とりま、僕の能力は今と同じで"作製"と"削除"のままで良いか。


作製能力というのは、妄想した現象や物体とかを妄想した速度で造ったり動かしたりする能力。


削除能力はそのままで、僕が造ったものまたは、僕が原因で起きた現象などを妄想した範囲や速度で削除する能力。



容形はこれで良いとして、......身体年齢か?いや、主人公といえば幼くして最強!よし!転生で良いか!幼子で最強で創造者!これぞ主人公!後は頭脳......これは有った方が良いのか?否!見た目は子供頭脳は神!だろ。よし、完全記憶能力と観たもの全ての情報を収集できる能力をつけて完了だな。



うーん、神の状態の僕と全部同じ能力になっちゃったなぁ。あまり変化ないのは楽しくないけど、まあ楽しめれば良いかな。家系は......公爵家にでも設定しておくか、王家だと面倒だし。



よし!前提条件完了!後5分くらいしたら産まれる(転生)っぽいから待ってるかな。




――コン コンッ




ん、誰だ?普段ならこんな時間に僕は部屋に居ないと思うんだけど。

とりあえず扉あけるか。



『......どちら様でしょうか?』



扉をあけるとさぁ~大変♪......黒くてカッコいいローブで顔が覆われて見えなく、手には大きい剣が握られていますね☆これが世に言う『暗殺』ってヤツですか。結構大胆ですね(笑)



『......』



『誰だかわからないので扉閉めますね?暗殺ならもっと秘密裏にやってください。それと服にケチャップ付いてますよ?』



『......貴様が次代神王候補第2位、アニ神で間違いは無いか?』



何言ってるんだこの人。頭大丈夫かな?次代神王候補第2位ってなんぞ。ボカァアニメの神様だぞ、こら。



『何言ってるんですか?僕はアニ神で在ってますけど、次代神王なんて知りませんよ』



『......とりあえず、死ね』



『ふへっ?』



え、ちょっ、何?なんで大剣振りかざしてるのですか?アホですか?危ないですよ?って、うわッ!?危な!避けてなかったらあたってたぞ!



『あ、危ないじゃないですか!なんなんですか!暗殺ですかコノヤロウ!?』



『死ね』



や~だ~。この人怖い!『死ね』って二言だけど結構重いんだよ!まじ恐怖しか感じないんだ__グサッ__......まじですか、なんか胸に刺さってるんですけど!?めっちゃ痛いんですけど!?ちょ、口押さえるな!って唇千切るな!痛い!死ぬ!



『次代神王候補第2位、死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね』



『......さて、どうしようか』



そんな僕の台詞が部屋に響いた。


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