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だから俺は、もう二度としないでくれと君に言った。
<彼想う、そんな季節は、秋の空>
俺はいつの季節も、君を心から思っている。
紅葉で色付くわけじゃないけど、赤く染まる君の頬。
紅葉を示す赤色じゃないけど、泣きすぎでかわいそうな瞳。
でも、それが君という存在。
可愛い仕草の一つ一つを守りたい。
俺はそう思うんだ。
けれど、可愛いところだけじゃない。
君に、弱いところがあるのも知っている。
だから瞳は潤うわけで、俺は君を泣かせないと思うんだ。
<俺決意、涙は今度、今はキス>
< >の中は、五七五です。