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黒の約束〜滅びの約束を越えて〜  作者: はる
PV2000感謝記念

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番外編:静かな声の先に

ここまで読んでくださりありがとうございます。

サラの“沈黙の祈り”は、きっと誰かの心にも響くと信じています。

作品を見つけてくださった皆さまへ、心からの感謝を。

――どれだけ魔力を込めても、誰かに届く確証なんて、ない。


呪文を唱え、結界を張り、風に祈っても、世界は沈黙したまま。

返ってくるのは、自分の呼吸だけ。

でも、やめることもできなかった。


ファルは言った。

「それでも、あなたは呼ぶんでしょうね。

 誰かの声が届くって、信じている人だから」


(……信じてる? そんなもの、もうとうに消えたと思ってたのに)


けれど、夜の帳が下りて、焚き火の光が弱まっていくと、

遠くで鳥の声がする。

それだけで少しだけ、胸の奥が温かくなった。


「私の声も……どこかで誰かに、届いてるのかな」


誰も答えない。

でも、沈黙の向こうで、確かに何かが揺れた気がした。


――それで、十分だ。


明日もまた、呼び続けよう。

届かなくても、届くと信じて。

この声が、誰かの夜をほんの少しでも照らせるように。

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