表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒の約束〜滅びの約束を越えて〜  作者: はる
PV2000感謝記念

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

93/109

番外編:星を見上げて〜2000の瞬きと共に〜

“誰かの祈り”が届いた夜。

風が流れ、光が揺れる。


これは、サラの言葉を聞いた後――

ひとり森に佇む、ファルの小さな独白です。

夜の森は静かだった。

葉を揺らす風の音が、微かに囁きに変わる。


空を見上げると、星が滲んでいた。

かつて、あの光を“祈り”と呼んだ人がいた。

けれど、祈りなど届くはずもない――そう思っていた。


(……違ったな)


遠いどこかで、あの少女が夜空を見上げている気がした。

まだ弱く、迷いながらも、まっすぐに進もうとする瞳。

彼女の言葉は、風を伝って、確かにここまで届いている。


「……ありがとう」


誰に向けたわけでもなく、自然に零れた言葉。

この胸の奥に、長く眠っていた何かが微かに熱を持つ。

それが“希望”という名のものか、“記憶”という名の呪いか、

自分でも分からないまま、ただ空を見続けた。


星々が瞬く。

世界は、まだ終わっていない。

そして――彼女の声が消えない限り、俺もまた歩き続けるだろう。


サラの祈りが風に乗るなら、

この物語のどこかで、きっとファルはそれを受け取っている。


そんな想いを込めた、静かな夜の一幕でした。

「黒の約束」を見守ってくださる皆さまへ、改めて感謝を。


――どうか、この二人の旅路を、これからも一緒に見届けてください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ