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シル・ストア~来訪者(旧サブタイトル:風の通り道)  作者:
最終章 来訪者

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断章9.再会

僕は大災害から五年後、レナ・カサルに渡った。

そこにいる親友をトーリを探すためだ。

レア・マーデの大学に行ったのだが空気が良くないと言ってゼ・ドナの研究施設に移ったと手紙に書いてきていた。


レナ・カサルに逃げる人達を誘導する際知り合いになった漁師に頼んでデ・カサルに渡る。

彼の船は古びているがよく手入れされていてコアとかを使っていない昔ながらのものだ。

船縁にソナの眷属が座っているのが見える。

漁師は最近、モンスター達が海を渡ろうとしているのを見掛けて物騒だとボヤいていた。

こっちが襲われたことは無いけどなと笑っている。

代わりにレナ・カサルの立派な船が襲われて海に沈んだという話をよく聞くそうだ。

助けないのかと聞くと助けたいけどレナ・カサルの船が近付くと海の機嫌が悪くなって海に出られないそうだ。


デ・カサルの入り江で漁師にお礼を言って船を降りる。

遠目に都市を見ると嫌なものと好ましいものが混在して不思議な感じがする。

避難してきたものが都市に入りきらずあぶれた人達が無秩序に街を広げている。

そう言えばアレストリアもこんな感じだったなと思いながら東に向かって歩き出した。


体が重い。

ハーレンと違ってレナ・カサルはリアナが薄い。

ハーレンなら1日も掛からない距離を1週間以上掛けて歩く。

ここでは喉も乾くしお腹も空く。

送ってくれた漁師に言われて用意しておいた食料が目減りして仕方なく現地でも水や食料を補充しながら歩く。

声を掛けてきた嫌な感じのする男達は盗賊で襲ってきたので返り討ちにした。

殺そうかと思ったけれどハーレンのカール達の姿を思い出して気絶させるだけに留める。

彼等の所持品から食料や金を奪う。

どっちが泥棒なんだと思うが・・・

気絶させ丸腰の彼らが明日も生きているという気はしない。

ここがレナ・カサルか。

レナ・カサルの人達はハーレンのことを魔大陸と呼んでいると聞くがどっちがと思う。

ハーレンが魔大陸ならこっちは暗黒大陸だ・・・


2か月後、ゼ・ドナに着いた。

トーリを探して歩いていると知り合いにあった。

カミラさんだ。

無事ここまで逃げてこれたらしい。

良かったと思って近況を聞くと散々盗賊に襲われて苦労したらしい。

一緒に逃げてきた旦那さんは途中で亡くなったという。

お悔やみを伝えると子供達が無事だからまだ良かったと笑った。

今は3人の子供と避難民の互助組織を作るべく活動しているとのこと。

逞しい眩しい人だ。

トーリのことを聞くと場所を教えてくれた。

逃げてきたカミラさんや他の避難民の受け入れに尽力して多くの人が助かったという。

トーリらしいと思ってそちらへ向かうと農場で多くの人に囲まれて作業する姿が見えた。

手を振るとトーリはこっちに気が付いた。

一瞬固まって泣き顔になり、こっちに駆け寄ってきた。

「アモン、無事だったんだ・・・」

この時カミラが立ち上げた組織が後の何でも屋ギルド

その存在が気に食わないマーデは様々な妨害をしてきました。

それをはねのけたのがアモンとトーリです。

マーデにギルド支部が出来たのはエマルドよりも遅く、30年程前。

ギルドが出来てから50年以上経った後です。


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