三角・四角
「結局、第5クールは予定通りに決まったか。」
自身の出世作となった風の通り道、第5クール、2年目の春の台本を読む。
アーサー役の彼としては喜ぶべきか残念と思うべき悩むところだ。
第1~3クールは季節に合わせて公開されたが第4クールは一年遅れ。
その間にオリジナルのハーレナ語版が公開、されに第8シーズンのドラマシナリオが出版された。
監督、プロデューサー、脚本家でどれに軸を置くかで大揉めに揉めたと聞いている。
舞台で使った第1シーズンと第2シーズンも評判が良い。
東京だけでなく大阪や福岡での上演も決まった。
自分達だけでなく他の劇団もシーンを変えて上演するという。
「変えるなら第8シーズンが良かったんだけどな。」
第6、第7シーズンのアーサーはかなり情けない。
本編内で彼の名前が悪口、侮蔑に使われるのもよく分かる。
最初はアーサーを巡る三角関係と思っていたが原本や他のシーズンを読むとアーサーはソフィーに全く相手にされてない。
好意は持っているがあくまでもお友達。
恋愛感情は0であった。
三角関係だったのはソフィーに対するアーサーとアモン。
この二人は中々恋敵としてバトルを繰り広げている。
第6,8シーズンはそこら辺がなかなか面白い。
アーサー役の自分としては年長者として頑張っている姿が見える第8シーズンが良い。
気持ちはよく分かるけど第6シーズンのアーサーは情けなさすぎる。
諦めてラウラとくっつくかはっきりしろと言いたい。
ラウラは少々腹黒なところはあっても美人で良い子である。
「続いて欲しかったな・・・」
今のところ5年目の冬、第20クールまで放送する予定だ。
だけど・・・小説の中の彼らには第21クールはない・・・
作品紹介
風の通り道:作者 トーリ・サイデン
新暦 15年に発表された小説
舞台はアナ・ハルナの地方都市、ストレアで農村と隣接する街の住人が起こすドタバタ劇
この時点で佳澄は第8シーズンまで出版してます。
登場人物紹介
ソフィー:第1~4シーズンの主人公
ヒロインでトーリ・サイデンの姉
ラウラ:第5シーズンの主人公
ソフィーの親友、アーサーが好き
アーサー:第6シーズンの主人公
ソフィーの家の隣に住んでいる
非常に美形でそれで割を食っている不幸な人
ヤーレなどで「アーサーみたい奴だ」と言われたら顔は良いけど無能と言う悪口
トーリ:第7シーズンの主人公
ソフィーの弟で風の通り道の作者
頭がよくラストで国の支援でレナ・カサルに留学することになった
アモン:第8シーズンの主人公
ラウラの弟でトーリの親友
初恋の人はソフィー
風の通り道はソフィー、アーサー、ラウラの3人を中心に物語が進みます。
この3人の関係はラウラはアーサーが好きでアーサーはソフィーが好き、ソフィーはアーサーに興味がなくラウラを応援
この関係は異能力が大きく影響しています。
子供の頃の3人の能力はソフィー>アーサー>ラウラでした。
第一章時点ではソフィー>>>ラウラ>アーサーとなってます。
この関係はアーサーがサボったからではなくラウラが死に物狂いに努力したから。
ラウラはソフィーと一緒に訓練を続けてアーサーより強くなりました。
第1章時点でソフィーにとってアーサーは結婚相手とは思えなくなってます。
アーサーの不幸は村に同世代の同性の友人が居なかった・・・でしょう。
アモンはトーリの協力で能力を上げてます。
アナ・ハルナの人達は長命なので10年もすればアモンはソフィーと釣り合うだけの能力を身に付けていたかもしれません。
トーリがレナ・カサルに留学することにしたのは基礎科学を勉強するため。
アナ・ハルナは異能の影響で基礎科学、自然科学の領域が遅れています。
異能で大抵のことが解決してしまうため、身近なことを科学的に考察することが苦手です。




