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シル・ストア~来訪者(旧サブタイトル:風の通り道)  作者:
第2章 レナ・カサル

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プロローグ

~~~アナ・ハルナ建国序詞~~~

そこは、光も影も音も何もない時すら流れぬ場所だった。

そこへ異邦より二柱の神がやってきた。

一柱の神が手にした錫杖を鳴らす。

音と光が生まれた。

もう一柱の神が舞う。

風と水が生まれた。

二柱の神は舞い続け、様々なものが生まれていった。

やがてそれらが集まり、一つの惑星になった。

二柱の神はそこに降り立ち、舞い続けた。

海が生まれ、山が出来、川が流れ、雨が降る。

時が始まり、生き物が生まれ、神々もまた現れた。

そうやって幾星霜の年月が流れたころ、二柱の神は舞を終える。

生まれた八柱の神々に後を託し、二柱の神は異邦へと去っていった。


新暦99年10月、大災害より100年に近い眠りからアナ・ハルナのコアが一つ復活した。

龍を示すアナ・エルダのコアだ。

コアを経由してアナ・ハルナの八部族の2つ、森人や鍛冶人が結界の中で無事であることが確認された。

ただし、彼らはその結界のせいで外に出ることが出来なくなっていることも同時に判明している。

結界の解除キーは複数設定されおり、アナ・エルダの場合、神聖帝国初代皇帝の霊廟の扉を開くことがキーとなっていた。

森人や鍛冶人にも解除の方法はいくつか伝わっており彼らの手で試してはいたが条件が合わず、今も解除に至っていない。

彼らの解放には結界を維持している各々のコアの再起動が必要のため、当面は通信のみの交流となった。

再起動が必要なコアは残り7つ。各々アナ・ハルナ八部族に関連の深い場所に存在する。

アナ・エルダの情報で正確な場所は分かったものの、封印の解除キーまでは分からずこれらは継続調査となった。


アナ・エルダには各地に避難していたアナ・ハルナの住人達が戻り始め、活気を取り戻しつつある。

周辺の汚染度は急激に低下し、1年経った今では東ハーレンと同じレベルまで低下している。

浄化は残念ながらそこで止まり、その理由について現在調査中である。


アナ・エルダの解放により都市用のコアの製造が可能になった。

第一弾としてレナ・カサルのデ・カサルに設置されることが決まってる。

この動きによってコアの置き換えを希望する都市が増大し、提供元のレア・マーデ他と揉める事態に発展している。


さらにアナ・エルダの記録から大災害は空から何かが飛来し、その結果八つのコアが緊急停止をすることになったことが分かった。

最初は隕石が疑われたが隕石ならば事前の観測記録が有る筈なのに存在しないことで否定されている。

問題の飛来物は東から山岳地帯を超えてきたものによってもたらされていることが観測記録から判明している。

大災害前、アナ・ハルナで運用されていたのは飛行船で飛行艇はない。

アナ・ハルナの飛行船は山岳地帯を超えることは出来ず、またその必要性も感じていなかった。

そして、その数か月前、レア・マーデにて山岳地帯を超えて飛行できる飛行艇が発表されていた・・・


佳澄は1,2か月周期でこっちと日本を行き来している。

日本での不在は大体1,2時間だがこちらでの不在は2~10日と期間が長い。

ジーン曰く佳澄は日本の住人だから日本の方が長めになっているのではないかとのこと。


風の果ての物語は第四部 聖者の左手が12月に1,2巻、3月に3,4巻が刊行、

第五部 龍の咆哮が7月に上巻が刊行され、10月に下巻が刊行予定である。


アニメ版は無事、1月に新春アニメとして放送開始、

スピンオフのドラマが好評だったこともあり、深夜アニメとしてはなかなかの視聴率を上げた。

ラストシーンのストレアの様子はドラマ版ファンの物議を醸すことになったが・・・


スピンオフとして風の通り道のシーズン1,2が舞台公演に合わせて刊行されている。

風の通り道のハーレナ語の翻訳者は色々候補が上がっているが未だに決まっていない。


そして9月1日、風の生まれる場所(仁悟)1巻が発行された。

レア・マーデ 真っ黒です。

元々考えていた話ではレア・マーデを敵役にしていたのですがその頂点である現元首にミオの見合い相手という属性が付いた時、頭の中でシリアスからコメディ方向にシフト

登場までにシリアスに戻れるかそれともコメディ路線を突っ走るか・・・彼の運命は如何に?

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