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電車の中だと眠くなる。

作者: 隅の火星人

こんな夢を見た

目を開けると電車の中にいた。太陽の光でちょっと眩しい。

席は全部埋まってて、少しばかり立っている人もいる。

くたびれた男の人や化粧してるおばさんもいたりして、まあ普通の電車だ。

僕は電車のドアの近くに立っている。

微睡みながら少しの間ゆられていると駅に着いたみたいだ。

そこでたいていの人は下りて行った。

僕は空いている、男の子の隣の席に座ることにした。

「彼らは死んだよ」

隣の男の子が言った。

え?

彼らは死んだんだ。

訳が分からなかった。

なんか頭が変な子がいるんだな、と思った。

座ると眠くなって、僕はその眠気に従うことにした。


目を覚ました。

目の前でさっきの男の子が暴れている。

反対側のシートの上でドスンドスンと足を踏み鳴らしたり、ぶら下がったりしていた。

うるさいなあと、起こされたじゃないかと思いながら僕はその子をちょっとにらんで

そのまま目を閉じようとした。

その時、急に動きが変わった。

つり革を引きちぎり足で窓を割ってそのまま外に飛び出した。

ぽかーん。あっけにとられた。

となりの男の子がいった、

彼は今死んだ

え?

彼は今自分の意志で自殺したんだ。

その時急に眠気に襲われた。

ここで眠ってはいけない。

本能がそう言っている。

眠るな、眠るな!

その声に反して瞼はどんどん下がっていく。

おやすみ

少年の声がした気がした。

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