表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/7

どうやら俺はエルフらしい

 異世界に転生した俺。まさか転生初日から前世とのギャップに苦しめられるとは。母とは何て恐ろしい生き物なのだ。


 そんなのは一旦置いておくとして、とりあえず自身の置かれた現状を把握してみる。

 まず、俺は転生した。多分エルフとして生まれた。母と思われる人の容姿が「エルフ」だからだ。トンガリ耳でスラッとしてて金髪色白美人。まだ自分の顔を見たことはないが、なかなか美少年に生まれたのではないだろうか。いや、父親次第か?


 次に、何故母親が赤ちゃんの赤ちゃんを舐めようとしたのか。それは、ナースの人の会話を盗み聞きするにこの世界の男女比が1000:1で男性が女性より遥かに珍しいからである。いや1000:1!?この世界終わりだよ!!いろいろ問題あると思うけど多分そのうち滅ぶよね!?


 まあ、そんなこんなで男の初物はかなり希少だ。基本、精子提供で子を産む女性が大半らしいので男性のナニを見る機会はないらしい。そんなわけで、男の子を産んだ女性にはその子のナニを舐める権利を得る(論理の飛躍)。はい。理解したくないからこの話は終了。




 数日後、母とともに病院を退院した。ナースさんは涙を流し見送ってくれた。外に出てから手を振ったら、目を見開いて肩の関節が壊れそうなくらいの勢いで振り返してくれた。


 ちなみに母の家は田舎にあった。近年はエルフでも都会に進出するのは珍しくないが(数少ない前世の知識)、俺の母はバリバリ田舎住みだった。学校とか過疎って人いなさそうだな。


 そんなこんなで家についた。俺は赤ん坊用のスライムっぽい異世界製ベッドに寝かされ、母は料理をしはじめた。なにやら嗅いだことない匂いがするが、美味しそうな感じではある。まあ、俺は食べられないけども。


 暇を持て余していると、インターホン(異世界製)がなった。ダッダッダと母の足音が聞こえる。


「はーい」


「エリオラです~」


「あ、エリオラさん!今行きます!」


 母が玄関にいってしまった。火は止めたのだろうか。少し心配になる。主婦の話は長いぞ(母親エアプ)。


「それでそれで娘さんはどちらに?」


「ベッドで寝てますよー」


「そうですか!手のかからない静かな子ですね」


「そんな!今日だって大変で……」


 母とエリオラさんが主婦っぽい会話を繰り広げだす。


「え!?精霊が?凄い子なのね。将来は魔法学園に行くのかしら?」


 魔法!?この世界、魔法があるのか!?


「えーっと、学園はそのー……ちょっと向いてないかなーって」


「そんな!?勿体ない!私の娘も生まれたばかりだけど、水魔法の適正高いみたいだし一緒に通わせましょう!部屋だって一緒にすれば安く……」


「へ、部屋が一緒なんてとんでもない!!何か間違いがあったら……ハッ!!」


「間違い?娘同士で?……フィオラさん、何か私に隠し事してませんか?」


 何気にお母さんの名前がフィオラだって今知ったよ。


「か、隠し事なんてそんな。近年、男日照りが悪化して女に走るなんてのもよくある話ですから。私たちの娘が揃ってそうなったら目も当てられないでしょう?」


「そ、それもそうですわね。でも、考えてくださいまし。学園に行くということは男に触れあえるチャンスであること。娘さんの人生において一大イベントになるのは間違いありませんわ。そう無碍にせず考え直してほしいですわ」


「そうですね……わかりました。将来育ったとき訊いてみるとします。そこで行きたいと言ったら行かせましょう」


「そう。決まった時に改めてよろしくお願いするわ」


「ありがとう。エリオラさん」


「いいえ。あ、これお祝い。美味しいフルーツよ」


「ありがとうございます!!」


「じゃあまたね。暇なときまた伺うわ。フィオラさんも来たいときに来てくださいな」


「はーい!ありがとうございました!」


 ガチャとドアを閉める音が聞こえた。


「はー。危なかった。男が生まれたとかいったら凌〇されちゃう」



 凌〇?誰に?母がされるの?俺がされるの?なんなのこわい!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ