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8.科学的研究法と研究所

 先生の発見した新しい生き方は、一見すると国家社会や他人のために、自分が損をしたり苦しんだりすることのように見えるかもしれません。


 その不安を持ったままだと、たとえば、渡ったことがない吊り橋が安全かどうか分からないと通る気持ちになれないように、私たちは新しい生き方に向かって安心して進むことが出来ないでしょう。


 そのために、先生が書かれた学術論文の中でも可能な限り、その生き方の効果を科学的に証明しようとしてあります。


 学者である先生は、新しい生き方を聖人のように教訓やたとえ話として残すのではなくて、学問的な体系として未来の私たちに伝えましたが、それにはさらに理由があります。


 宗教家や思想家が世に出て苦労して真理を言葉にした場合には、死後に後を継いだものが、その偉大な方を乗り越えて、時代に合わせて修正し発展させていくことは簡単ではありません。


 歴史に照らしても、異なった文明が出会ったときに、聖人方の思想がお互いに反発しあったり、教えが硬直的に伝えられたために新しい時代の考え方を圧迫したりすることがあります。


 しかし、科学は時代や文化の壁を越えて広く共有できるという利点があるので、各国の研究者の方々の世代をこえた努力の積み重ねによって発展していきます。


 ですから、時間はかかりますが科学の場合には多くの英知を集めることが出来るので、今は小さい苗木でも将来大きな樹木に育ち、その木陰で人々が憩えるようになるまで発展していく可能性があるのです。


 先生は、そのために「研究所」を残し、自分が取り組めなかった未解決の課題や、今後予想される研究の方向性について様々な指示を残しています。


 研究所では先生の死後もずっと研究を続けてきており、さらに今日では世界各国の学者も参加しながら少しずつ新しい研究成果を積み重ねてきているのです。


 先生が発見した新しい生き方は、聖人や御皇室の研究、古今東西の学問や新しい科学の研究、そして自分自身の実行による確認から生まれてきたものです。


 従って、その根拠と研究の過程を知りたい場合や、誤りなく実行に取り組みたいときには、先生の書かれた論文や研究所が出した本などをしっかりと読んで講座などで指導を受ける必要があります。


 ここでは、先生が発見した新しい生き方の「原則的な考え方」について一つずつ確認していきましょう。


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