表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/33

26.三本の糸と恩恵の系列

地球上では、約38億年前に原始的な生命が誕生し、自然法則に従ったものが守られ、従わなかったものは消えていくという進化の過程を経ながら、生命のバトンが渡され続けて、現在では多種多様な生物が相互に支え合って暮らすまでになりました。


「前の生命が自然法則に従った苦労をして、その成果を次の生命に託していく」という生命の流れが続いていますが、この「親が子のために苦労する心」が大自然の心にかなったものです。


 人間もこの生命の流れの中にありますが、ほかの動物たちとは異なり、家庭生活、社会生活、国家生活を営み、精神を有して、精神生活を送るようになりました。


 それなくして、人間の生存はないのですから、人間とは、生物であるだけでなく、家庭の一員であり、国家社会の一員であり、精神文明の一員です。


 いのちの源から一本の糸として続いてきた生命が、人間になると、ちょうど三本の細い糸に分かれて、さらにその細い糸がより合わされて太い糸になるように、大自然の心は、親祖先の心、国家の親の心、精神の親の心として伝わっていくようになりました。


 そのような視点から、先生は、個人の自己中心的な心を照らしてくれる「大自然の心」を具体的には、次の大切な恩人たちの心と行動に見出しました。


 一つは親祖先の存在です。親心とは私たちを存在させて幸せにしたいという大自然の恵みであり、その心の現れです。


 また、国が安定して続いていることも大きな恵みであり、国の象徴として、国民の幸福を思い続けておられる代々の天皇の心は、やはり私たちを幸せにしたいという大自然の心の現れです。


 そして、自己中心的な心を持っている私たち人間が、少しでも自然法則に近づいていけるのは、大自然の心で人類の心を救おうと苦労した聖人とその継承者たちのお蔭です。


 これらの恩人たちに伝わっている心は、まさに大自然の心であり、お手本としてまねをしていく対象となるものです。


 また、実践上は職場の代表についても、これらの大切な恩人に準じた恩人として取り組んでいきます。


 この大自然の心である「人類全体、生きとし生けるものすべてが幸せになってほしい」という心をたとえるとオーケストラの演奏のようなものです。


 個々人が勝手に演奏を奏でたのでは、観客に感動を与えることはできません。


 その場合に、「オーケストラ全体が調和してほしい」という心が「大自然の心」にあたります。


 各演奏者は自分の演奏で一生懸命で全体のことまで考えられません。ですから、その大きな心を代表して指揮者が指揮棒を振るのです。


 親祖先や、国の象徴である代々の天皇、そして聖人の心を伝えてきた人たちは、「人類が幸せであってほしい」という大自然の心を表現するために、指揮者のように存在しているではないでしょうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ