22.実行の方法
心の使い方を変えていくには、自分一人で学習したり、考えたりするだけでは出来ません。
かならず、他の人との関わりや人生上の様々な体験が必要です。つまり、苦労なくして、成長はありえないということです。
先生は「自分一人では心の使い方の習慣を変えることができないのが人間の特徴であり、必ず相手が必要なのです」と言っています。
また、先生は、自然法則についても「宇宙はひとつの大きな生命である」という視点から、冷たい「法則」としてではなく、知情意が調和した「大自然の心」として人格的に認めることが大切だと指摘しています。
それは、人間自体が宇宙という大きな生命の中にあって生存している小さな生命なのですから、法則を知的に理解するだけでは新しい生き方に進めるはずもありません。
ですから、知性だけでなく、人間としての感情や意志の働きも加えて、全人格で大自然の心と対話する必要があるのです。
つまり、私たち人間は、大自然の心に見守られ導かれ包まれているという安心感の中で、同じ生命である他者に対して、大自然の心に従った「心使いと行い」によって具体的に関わっていくことで成長できます。
これは、従来の形式的な人付きあいの法則である「道徳」と、心の中での大自然の心との交流である「信仰」を一つにまとめていく試みですが、先生が「新しい生き方」を発見して私たちのために分かりやすく組み立てようとしたときに最も苦心された点でもあります。




