21.大自然の心とはどういうものか
宇宙自然は変化しながら平均と調和、秩序を生み出しており、法則に従ったものを守り、法則に違反したものは罰するという正義の一面が自然法則にはあります。
しかし、自然法則はそれにとどまるものではなくて、正義を含みながらも、すべての生き物を育てようとする愛こそが本質です。
先生は、新しい生き方として「大自然がすべての生き物を育て愛している心」をまねてほしいと言われました。
それは親が子どもを育てるときのように、相手を育てるためには自分の苦労をいとわず、むしろその苦労を喜びとする心です。
つまり、「見返りを期待しない愛」ということになりますが、それはちょうど日光と雨が種を発芽させるように、出会った人が心を成長させて幸せになられることを願い、そのために自分自身が苦労をさせてもらおうという心です。
すでに述べましたように、先生は、「病人の心を救う」という取り組みの中で、自分には大自然の心が育っていないことに気づいて反省し、大自然の心に祈りながら相手を救うために苦労をさせてもらおうという心境になられましたが、これこそが「大自然の心」でした。
先生は、この体験により、聖人や、御皇室の祖先の一生が人類の心を救い幸福に導くための苦労の連続であり、大自然の心そのままであったということにも気づけたのです。
大自然の心をもう少し詳しく表現すると次のようになります。
「地球上の万物を慈しみ、すべてのいのちを愛し尊重する心」
「すべての人を公平に愛する心」
「人を育てようとする親心」
「人を受容し共感する心」
「恩人に対する感謝と報恩の心」
「物事を独占せず他の人々と協調していく心」
「全体の秩序調和を保ち発展させようとする建設的な心」
「相手に好感、満足、安心を与える心」
「常に自己に反省する心」
これから先の新しい生き方の原則について理解が深まることで、これらの項目がなぜ大自然の心だと言えるのかも分かっていただけることでしょう。




