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17.先生の病気の受け止め方
先生は、若い頃から学問の世界で立派になるために努力をして、社会に尽くすための活動もしていました。
しかし、先生は、その当時の自分の心について「自己中心的な心があって、どこか自分を偉く思い他の人を否定する気持ちがあり、本当に他人を尊重して愛していくという温かい気持ちが足りなかった」と振り返っておられます。
待ち望んでいた法学博士の学位をやっと手にしたときには、先生は大病により死を迎えようとしていました。
しかし、先生は「この病気の体験には深い意味があり、自然法則が自分の生き方の間違いを知らせているのだ。それは自分に対する愛なのだ」と受け取って、心から感謝と反省をしたのです。
そして、「自分は病気になって本当に幸いだった」とまで言われました。
それは仮に病気にならなかったら、せっかく人間として生まれてきたのに、それまでの生き方の間違いにも気づけずに一生を終えてしまったかもしれないからです。




