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13.品性という考え方

 そこで、新しい生き方では、私たち人間には現象の変化が見えないとしても、「法則に従ったことで起きる変化」と、「法則に違反したことで起きる変化」が刻々と積み重なっていることを確信して暮らすことになります。


 そのうえで、差引としての「法則に従った程度」が高まっていくことを目指すのです。


 個人の人格において、心使いと行いが習慣化してつくり出された「品性」には、「法則に従った程度と違反した程度」の差引が表現されています。


 そこで品性についても、法則に従った面を意識して「徳」、「天爵」という言い方をしたり、法則に違反した面を意識して「罪」「不徳」という言い方をしたりします。


 ここでは、「品性」とは単なる人柄ではないことに注意してください。


 同様の考え方を家系に当てはめたときには、「積善の家」や「積不善の家」という表現もありますし、企業の場合には「品性資本」と言う場合もあります。


 結局、私たちの心使いや行いにおいて、法則に従ったり、法則に違反したりする中で、刻々と自分自身の「品性」が形成されているのです。


 さらには、習慣化した心使いと行いは再現されやすいので、そのまま何の取組もしなければ、低い品性の人はますます法則違反の心使いと行いを積み重ね、高い品性の人はますます法則に従った心使いと行いを積み重ねていく傾向もあるでしょう。


 そして、それと同時に、その積み重ねられた心使いと行いは自然法則の働きによって、人間が気づかなくても、心と身体、仕事、家族、他者、社会など様々な方面に変化を及ぼし、さらには時を越えて子孫や後世の他者にも影響を与えていきます。

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