原稿用紙二枚分の夢 投稿十日目記念
原稿用紙に夢をしたためたようとした。文字は考える端から消えていき、僕は空虚な気持ちになる。鉛筆を咥えて肘を机につく。色々な記憶と空想が交差していく。僕は唐突に部屋の電気を消した。窓から切り取られた遠くの街灯や車のライトが部屋に僅かな光を送る。僕は鉛筆を手に取った。卓上ライトを付けて、原稿用紙に何やら書いていく。僕の記憶はそのまま狭間に消えていく。気づいたとき、僕の目の前には原稿用紙二枚分の短編小説が一つ。それを封筒に入れると、お気に入りの藍色のコートを着て夜の街へ飛び出す。夜の独特の匂いが鼻をくすぐる。奥まった住宅地から車道に出て、車のライトに目を細めながら、狭い歩道を歩く。途中で様々な人物に出会う。恋人未満、親友以上みたいな不思議なカップル。冴えない風貌の普通の青年。つばの大きな帽子を被った女性。なぜか両腕にはちょぴり太った黒猫。そうこうしているうちに郵便局のポストにたどり着く。僕はポストに封筒を入れる。宛先は自宅。指定日は十日後の未来。僕はそのまま自宅へ帰る。帰りにもまた様々な出会いをするだろう。そして自宅のベッドに戻って眠れば、そんなことは全て忘れてしまうはずだ。そんな出会いに想いを馳せて、明るい夜の道を歩んでいく。月と一番星だけが夜空に瞬くこの街は、何時までも輝いていた。
早すぎる記念です。因みに登場人物がこの街に住んでいるわけではないです。十日おきにやりたいです。
お恥ずかしながら文章の仕事を目指しています。先はまだまだまだ遠いですが、一生懸命1歩ずつ頑張りたいと思います。アドバイス等をどしどし下さると助かります。
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毎日1話以上の投稿を目指していて、今日で10日目、今日4個目の投稿です。