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～君がいて幸せでした～
君がいなくなったのはとある夏の日の事でした………。
幼い頃は誰しもあやかしが見えると言う。私もその１人だ。だから化け物扱いをされる。
「千夏、どうかしたの？」
「ううん、何でもないよ、お母さん。」
今ちらっと何かが通ったような………。気のせいかなぁ？
「おいで。」
「えっ？」
「こっちにおいで。」
「何？これ………。」
「お前ら、こいつは俺のものだ。」
「誰っ、誰かいるの？」
「見えないのか？いや、でもこの子は……………。」
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君がいた春、僕がいなくなった夏 作者：
詩音
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