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縦横無尽のテールライフ  作者: 礎宮颯
3/3

尻尾の焔に気を付けろ

かたむりー!僕は君にぞっこんだー。


冗談はさておき今話は仲間が増える予感。

幼女っていいですね


「主も度胸だけなら他を圧倒するじゃろが、浅いの……」


 幼女は殺害宣言を決めてからじりじりと距離をつめている。異様な圧迫感は肌を拭えず漂い続けて流れる汗に悪寒が走る。


「脳内シミュレーションなら毎日してるからね。準備万端さ」


「しみゅ?訳の分からん横文字を使うな。気が変わって殺さずいたぶる結果になっても知らんぞ」


「幼い顔して随分おっかないこと言うんだね」


「こんな身体は所詮まやかしじゃ。儂の肉体は此所にない。脱走するとき本体までは取り戻せんかった」


 俯き暗い表情になる幼女。するといきよいよく前を向き人形でも買って貰えたような明るい顔になる。


「そうじゃ!御主が儂の身体を見つけてくれ。礼もするでの」


「そりゃかなり手厚いお礼だろうな」


「クックッ……期待大じゃな♪」


 ■■■


 反るにも返せず幼女を手伝う形で俺の命は延長したのだか、


「くぉるぁあ!ひさぎ。また1日3食限定の幻のコンビニスィーツ最後の1個買って行ったな!」


日常の殺意まではどうにもならないものだった。


「最後の1個だぞ⁉買ってもいいじゃねえか、それにこれも俺の幸運が成せる技(キラッ」


「儂にもそれくれんかのなんじゃそのすぃぃつ?には目がなくての」


 …………


「なんでいんだっ⁉」


「なにこのちっこい生き物!バリ可愛かね!」


「しゃぁないじゃろ。儂のあぁん能力はもぐ死の時間操作での。はむ。離れると御主は死ぬぞ」


「落ち着いて一つずつ処理しようか。まず。なに勝手に俺の3食限定スィーツ食ってんだ!」


 話をしつつ俺の袋から取り出したショートケーキを何も言わずに食い進めていた。そして重要なひとつ。


「いつそんな能力ちから使ったよ⁉探し物頼んどいてお礼ってこれか、命を引き換えに幼女と一緒に行動できるってか!」


「見つけてから礼をするとそうゆうたじゃろが。御主と会ったとき、既に御主の命は儂のものじゃったよ。礼はその能力の解除じゃ」


「……もうついて行けねえぜ」


 爛々と瞳を輝かせる李衣は今にも幼女に飛び付きそうだ。矛先の幼女は口のまわりにホイップをつけて頬を膨らませまるでリスだ。


「なまらめんこいなぁ。」


 ━━九州じゃないだろそれ。


「ひさぎよ、この子なんて言うの?名前」


 名前。そういや聞いてなかったな。緊張感が上回ってそんなことどうでも良くなっていた。


「儂は向こうではE-203j2v-001と呼ばれとったな」


 長いな、いつまでもそんな風に呼んでたら日が暮ちまう。


「……って、001。お前、初号機的な何かか?」


「E-形の203j2vに所属する最初の未人間ヒューマンじゃの」


「横文字……」


 殺害予告をされた時、カタカナに疎そうな反応をしていたのを思い出した。いーや、じぇいなんていうよりはましだが。


「じゃあ決まった名前は無いんよね?ならあたしがつけちゃる。うーん。『木幡咲耶こわたさくや』なんてどう?」


「さらっと妹宣言するな」


「木幡は気に入らんが咲耶でもええじゃろ」


「なんで⁉」


 色々あり展開速く。咲耶が同行するようなりました、まる


「あと、ずっと気になってたんだけど。なんで咲耶ちゃんは裸なの?」


「「あ、」」

礎宮颯です。

これを書いて今日中には次を投稿……なんて考えていたら話の内容が頭から抜けて行きました!

暑さにやられたのだろうか、クソッ!なんて強さだ!


 冗談はさておき。今話も読んで下さってありがとうございました。いつにもまして速いストーリーにちょっとどうかと感じますが、本腰はここからだと考えておりますので!次話以降の展開にご期待下さい。

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