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5、チートボーナスゲットだぜ!!

ようやく転生します。

「よし、分かった」

 

 よし、これはこの後の人生に大きく関わることだしじっくり決めないと。

 まあ、どんなボーナスを貰うかはもうだいたい決まっている。

 もしスキルとかがあったらスキル強奪系を、ステータスが有りだったらそっちの強奪系のボーナスを貰うってことは前世の異世界転生系のラノベを読んでいる時に決めていたんだけどな。

 でもまあ、こんな感じのプレイヤースキルというか自分自身の強さが鍵となる世界だとまあ・・・


「じゃあ、俺の頭の演算処理能力とか思考速度とかそんな感じの奴を限界まで上げてくれ」

「はいはい、こんな感じかなあ?」


 何その適当な感じめっちゃ怖いんですけど。

 ん?もう始まってる?

 おおっ、すげえ周りは全然動いていないのに脳内でいろんなことが考えられる。

 なんかこの過程でほかの能力も多少上がったのか周りの空気の動きとかスゲーわかるんですけど。

 周りの空気全然動いていないけど。

 じゃあ次はってあれ?

 やべぇ、俺の思考速度が速すぎて口が全く追いついてねえ。

 まだピクリとも動いてない。

 え、これいったい通常時の何倍にしたの?

 やばいこれは詰んだかも、やだよこんなマヌケな詰み方は。

 くそ、いったいどうすれば・・・


(ねえ、大丈夫?)


 うわっ、えっとこれは転生神の念話か。

 転生神も同じくらいの思考速度になれるから念話でなら話ができるのか。

 これで返事ができないとマジで詰むからな。


(あんまり大丈夫じゃない)

(じゃあどうすればいい?)

(思考速度を自由に制御できるようにしてくれ)

(分かったいくわよ)


 おお!

 やっと動けるようになった。

 まったく、生きた心地がしなかったぜ。


「お前のおかげで助かったよ」

「ありがと」

「というか思考速度何倍くらいにしたの?」

「だいたい一億倍ぐらいかな」


 なぬ、一億倍?

 つまり1秒が一億秒に感じられるってことだろ。

 一億秒、分に換算すると約百六十万分

 カップラーメンで数えると53333個分。

 転生神の助けがなければこんな長い時間待つことになったのか、恐ろしいな。

 しかし、少し失礼かもしれないが言いたいことがある。


「なんか、転生神、転生神言うのが怠くなってきたな。お前名前あるの?」

「ないよ、そもそも部下以外と話す機会なんてほとんどないし」


 こいつ、部下いたのか。

 それより名前がないのか、じゃあ俺がつけるってことで・・・


「お前の名前はリインでどうだ」

「いいよ」

「軽っ、まあいいや。それじゃあリインおれの頭が並列思考ができるようにして」


 これは,普段から思考速度をマックスまで上げていると俺が発狂してしまうので、人格のない並列思考の方の速度を早くして計算機みたいに使ってみようと思って貰ってみた。

 あれ?並列思考ってそうゆうもんじゃ無くね?

 まいっか。

 任意の発動にしてもらったのでまだ発動はしていない。

 うまくいけばチートレベルだと思う。

 まあ、うまくいかなくてもこれはこれで役に立つし。


「まだボーナス貰える?」

「うん、全然もらえるよ」


 まじか、まだもらえるのか、時間がもったいないので貰ったボーナス一気に紹介する。

 決して面倒くさいわけではない、ないったらない。


 まずは、魔法と剣術の超天才にするということ。

 これは、魔法の才能はもしかすると才能がないと魔法は使えないかもしれないし、俺は勿論今まで魔法を使ったことがないのでかなり才能がないと基本の使い方がわからないかもしれないからだ。

 剣術の才能は、俺は剣道をやっていたし自分で言うのもあれだがかなり強いほうだと思っている。

 でも、剣道と実際の剣術は違うし、もう一度根本の所からじっくりと鍛えなおすのは辛い。それだけを鍛えるのだったらいいけれど魔法の練習もしたいからね。

 まあ、本心は才能がないよりはあったほうが強くなれるからだけど。

 努力で才能のある人にも勝てるっていうけれど同じ量の努力だったら結果は明らかでしょ。


 次はいくら鍛えても見た目はそのままキープ出来うようにすること。

 別に俺はマッチョになりたいわけじゃないただそれだけだ。

 杞憂だと思うしくだらないけどけど念のため。


 三つ目は勘をよくすること。

 リインに進められたってのもあるけれどそれ以外にもいろいろ役に立つので。


 四つ目はこの世界の言語の理解。

 日本語に訳すという風にしなかったのは謎解きやダジャレが日本語訳だと意味が分からないしその世界独特の言い回しを直訳してもらっても困るからだ。

 本当は異世界語ってなんかロマンを感じるからだけど。


 後は余ったボーナスポイントで衛生状態はあまり良くないらしいので病気にかかりにくくしてもらったり、魔力を増やしてもらったり、持久力を高めてもらったりした。

 持久力はマラソン大会が大っ嫌いだったからである。死にそうになりながら一位はとっていたけど。


「これくらいでいいの?」

「ああ、そろそろ転生する」

「意識が転生先の体に定着するには一か月ぐらいかかるから」

「わかった」


 俺はまるでコンビニに行くような感じで言った。

 心の準備はできているし、痛みはないし。

 あれ、痛みってないよね?やばいわかんない。


「じゃあ、行くわよ」


 え、ちょまだ心の準備が。

 転生は痛みを伴う訳でもなく進んでいき視界は白い光に包まれた。


 





「結構面白かったわ。それにリインもいい名前だし。お礼としてこれをあげる。うまくつかってね。ああ、そっかわからないか、じゃあ・・・『井上紅葉は多重人格のスキルを手に入れた』・・・これでいいわね。ふふふ、頑張ってね」


         ♦      ♦      ♦      ♦      ♦


 ん、ああ転生終わったか。

 夢落ちってことも考えたけど夢じゃなかったぽい。

 え・・・まじ?

 リインが転生するとき何か言っていたけどそんなことは今はいい。

 そして俺は赤ん坊だ、しかしそんなことは予想していた。

 なら何で俺が慌てているかだって?

 何故なら・・・俺に翼が生えているからだ。

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