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詩集「bagatelle op.85」  作者: 月見里 星維
5/9

no.20, 21

no.20


かみしめた感情と

こみあげる この想いを

まっさらな大地に横たえて

他愛もなくありふれた

風の言の葉 つむぎだす


さらさら吹いてゆくことも

ぐずぐず凪いでしまうのも

その時々 それぞれだけれど


心の風を通したくて ふみしめる

白い空間を その瞬間を


いつまでも

大切にしていたい。


-------------------------------------


no.21


おとなう人もなく

木々の衣擦れが囁くこともない

真白の世界


しんしんと漂う雪のなか

ただ凛と佇んでそこに在る


まるで 夢のような風景のなか

ただ凛と佇んでそこに在る


降りかかる冷たさに構うことなく

その あたたかな腕に生命いのちを抱き

日に増す重さにも耐え


彼はただ じっと待つ

麗に輝く陽光を


ただじっと待っている

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