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詩集「bagatelle op.85」  作者: 月見里 星維
1/9

no.1~5

no.1


さよなら、って言うきみに ぼくは

ごめんなさい、と言えなかった


告げなくちゃいけないことがあるのに

伝えたいこともたくさんあるのに


ありがとう、とも言えなかった


-------------------------------------


no.2


たとえば

海に寝転んで 青春を叫んでみたり

二人乗りした自転車で 遠くまで走ってみたり

切りとった風景の日常を


いつまでもあなたと歩みたい


-------------------------------------


no.3


あなたのようであなたでない

わたしのようでわたしでない

すべてが本質もとへかえる

わだつみの前では ただ

さざなみはただよい

星月はひかるばかり


-------------------------------------


no.4


ぬぐったところから

瞬く間にうまってゆく

今日の雨は

     ぼくの涙。


-------------------------------------


no.5


ぽたぽたと

海空へ堕ちゆく

しずくの涙。


未来が叶わなかった僕の

哀しみの色。


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