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かみさまのらくがき。


 今は廃墟となった神社の壁の隅に『お前の望みを書け、叶えてやろう』と、小さく書いてあることに気がついた学生風の男は、カバンからボールペンを取り出して、その横にこう書いた。


 『空からボクのことが大好きな猫耳メイド降ってきますように!』


 男はそう書いてから、ちょっと考えてこう付け足した。


 『その猫耳メイドをがっちりと受け止める強靭な肉体もください』


***


 とある街角。テレビのレポーターが興奮気味にカメラに向かってしゃべっている。


 「ここが奇跡がおこった現場です! なんと高層ビル三十六階の窓が外れ、あやまって転落したコスプレ喫茶の女性店員を、たまたまその下を歩いていた男性が見事受け止めたというのものです! しかも二人とも一切の怪我がなかったそうです! これだけでも奇跡としか表現できないのですが、まだ奇跡は続きます!なんと!家計を助けるためにコスプレ喫茶で働い ていたその女性は、その男性の母親だったのです!まさに神の運命の悪戯…」

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