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脱出計画

 なんとか落ち着きを取り戻したものの、人質という立場が発覚しただけで、何の解決もしていない。

「ねぇ」

 と、一言。

 数人の視線が私に集まった。

「昴君は、私がここに居ることを知ってるの?」

「あぁ。今、昴を呼びに行ってるところだ」

 ……もしも、昴君が来なかったらどうしよう。この人達は私に何もせずに返してくれるだろうか?

 考えれば考えるほど、思考がどつぼにはまってく。逃げる方法を考えなきゃ。

 幸い、皆気を抜いているらしく、ここから走り抜けるのはたやすいだろう。問題は扉。あの重い扉は私の力でも開かないこともないと思うが、時間がかかる。きっとその間に捕まってしまう。そしたらきっとチャンスはもう二度とない。

 一番高い確率で成功する方法は、昴君が入ってくると同時に私が逃げ出すこと。これなら、私も助かるし、昴君も余計なケンカをせずに済む。ただしこの作戦は昴君が来ることが前提で昴君が来なければ話にならない。

 いや、待って。さっき、昴君を呼びに行ってる、と言っていた。つまり誰かしらはあそこの扉を開けて入ってくるわけだ。一人ならばなんとかなるかもしれない。二人以上だったらその時はその時だ。

 とにかく、何もしないよりはマシだ。扉が開き始めたら、全力でダッシュ。その後は体当たりでもかまして、商店街まで走ればいい。

短くてすみません!

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