7.07 噴火のオンパレード
地震と噴火は連動する。あまり知られていないがマグマと水が含まれている。海洋プレートに浸み込んだ海水がマントルの融解温度と粘性を下げ、マグマを生成する。地下は高圧下にあり、マントルの様な高温でも水蒸気ではなく液体の水として存在している。マグマに含まれた水というのは、炭酸水に含まれた二酸化炭素の様な物で、炭酸水を振ると二酸化炭素が放出されシュワシュワとなってペットボトルの蓋を開けると漏れ出すように、地震によって圧力が上下するとマグマに含まれた水は水蒸気となって体積が1000倍となり、噴火が起きる。富士山はプレートの三重点にあるので他の火山よりプレートがずれ動いたことにより噴火が併発しやすい。風下から逃げる必要があった。今私は富士山の真北にいて遠ざかっている最中だ。頼むから噴火しないでくれ、ね?いい子だから。
「ゴオォォォォォォォ」
はい、知ってますよ。これは地鳴りです。それもさっきと違って揺れの感じが徐々に大きくなっている。嫌な予感がする。トバ火山の破局噴火の時の様に衝撃波が来るのだろうか。今いる私の立地だが、富士山が見える位置にある。そして時刻は黄昏時だ。富士山頂上の噴火口に黒い噴煙が上がりだした。しかし、トンガ噴火の様な猛烈な水蒸気爆発の様なものではなかった。暫くして、富士山頂上の噴火口から赤い発光を確認し、噴煙を照らした。その発行物質ことマグマは火口から噴き出て周囲に散らばり火山の上部を赤色に照らした。この光景は壮大な神々しさ、真の神々が如き美しさを私に与えた。しばらく見ていると、富士山の奥、伊豆半島近くでも赤い光があることが分かった。今、東京というよりどちらかというと山梨にいるのだが、ここら辺はフォッサマグナなので噴火する火山が近くにあると困る。早く通過するのが良いだろう、と思っていたのだが、あらゆる場所で溶岩が噴出していた。道ゆく道に溶岩がある状態になりながら、履いていた草鞋がすぐに悪くなるので歩きながら草鞋を編むことをし続け、フォッサマグナを抜けた。あと、樹液を飲むならイチイの木はやめた方がいい、痙攣や呼吸困難になるから。それで結構つらかった。標高の低いところを歩くとやはりここら辺一帯も津波で壊滅したようで瓦礫が遺るのみだ、惨い遺体や崩壊したり火災で廃墟と化した都市の姿があった。生存者にもあったが彼らの心は荒み覇気の無い者の様で、生ける屍とも感じだ。ようやく本沢村についた。ここは日本海側で被害が比較的少なかったが、平野部の第一都市は跡形もないほど崩壊していた。




