6.美月はブラコン
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「ふ、ふんふんふんふふ~ふふふふ~ふふっふふっふふふ~ふふふん。」
俺は、今、朝ご飯を作っている。今日は早く登校するために、4:00に起きた。うちは父親が海外出張で、母親がそれに付きそう形で海外に行っているから、美月と俺しかいない。だから、いつも、朝ご飯は俺が作ってるんだが・・・早く起きすぎたな。いつもは5:00に起きてるんだが、今は、4:30。そしてそろそろ朝ご飯も作り終わってしまう。
「さすがに早く起きすぎたな。でも、睡眠時間は7時間取ったし、今から二度寝するのはなぁ。・・・ランニングのルートを延ばしてみるか。」
と、いうことで、いつもは、家から河川敷に行って、うちに近い方の橋から東京方面の方の橋2本目までしか行ってないけれど、今日は4本目まで行くことにした。
「全力ダッシュでどんくらいで帰ってこれるか、試してみるか。」
「はぁ、はぁ、はぁ。」
「ん?お兄ちゃん、おはよう。朝のぎゅ~しよ?」
「おはよう、美月。あと、俺は全力で走ってきたから、汗めっちゃかいてるから無理だ。」
「それでもいいよ・・・?」
「ダメだ。」
「一緒にお風呂に入ればいいんだよ♪えいっ!」
「はぁ、美月、こういうのはもうやめようっって言ったでしょ?もう小6なんだから。」
「すんすん♡別にいいでしょ?小6でも、ブラコン妹はいるもん。」
「どこに?」
「ここに!」
「はぁ。それでもダメ。」
「え・・・。ほんとにどうしたの?金曜からおかしいよ?一緒に寝てくれないし、一緒にお風呂に入ってくれないし、あ~んもしてくれない。絶対おかしいよ?」
「そろそろお兄ちゃん離れをしないと、でしょ?」
「あと、5:10頃、澪ちゃんたちが来てたよ?」
「えっ!?本当なの?」
「うん。お兄ちゃんはランニングに行ってますって言ったんだけど。それで起きちゃったの。」
「ごめんね。」
「ううん、大丈夫。じゃあ、一緒にお風呂に入ろ?」
「いや、だからダメ。」
「・・・わかった。じゃあ、お兄ちゃんは先に入ってて?洗い物とかも終わってるから。洗濯物も干しておいたし、大丈夫だよ。」
「ありがとう。じゃあ、お言葉に甘えて。」
「うん。行ってらっしゃい。」
「さっき、いってらっしゃいって言われたよね?」
「でも、お迎えに来ちゃった。」
「お迎え要らないよ!?」
「一緒にお風呂入りたかったんだもん。」
「うっ。で、でも、美月はもう小6だろ?もうお兄ちゃんと一緒のお風呂はやめるべきじゃない?」
「絶対イヤ。」
「普通お兄ちゃんと一緒にお風呂入るのがイヤになるんじゃ・・・?」
「絶対にないから。」
「えぇぇ。」
「じゃあ、体洗ってあげるね?」
「いや、自分で洗うから!」
「仕方ないなぁ。私は後ろで洗ってるから。お湯張っとくね。」
「なんで!?」
「まだ6:00だよ?準備終わってるんでしょ?二人ともご飯食べ終わって学校行くだけだから、お湯浸かっちゃおう?」
「じゃあ、美月が入っといて。俺は入らないから。」
「そんなのダメ。もし入ってくれないなら・・・私の処女あげちゃうよ?」
「しょっ!?なにを言ってるんだ!?どこでそんな言葉を!?」
「この前友達が言ってた。その友達のお姉ちゃんがえっちなことして、処女を破ったとき、めちゃくちゃ痛かったらしいんだよね。」
「ふ、ふぅん。じゃあ、俺は出ようかな。」
「もし出たら、お兄ちゃんが寝てるときに夜這いしちゃうよ?」
「だからなんでそんな言葉を知ってるの!?」
「もちろん、その友達のお姉ちゃんがその後、そ、その行為にハマっちゃって、夜這いしても大丈夫か、その友達に相談したからだよ。それで、私に相談されたの。」
楓 「なんで幸太はいないの!?」
皐月「ランニングしてる、なんて初耳ね。」
澪 「ど、どうしよう。」
光 「美月ちゃんの嘘の可能性もあるよね。美月ちゃんと幸太でヤッちゃってるとか。」
澪 「そ、そんな・・・。わ、私も幸太んちに住めば。」
皐月「し、仕方ないよね。」
光 「賛成!」
美月「なにをお話しなさっているのですか?」
澪 「ヒッ!?」
皐月「美月ちゃん・・・?」
美月「はい、何でしょうか?」
皐月「今の話聞いてた?」
美月「はい、もちろん。この家は私たち家族の家ですので、住むつもりなら、近づかないでもらえますか?」
皐月「す、すみませんでした!!」
美月「もう、金輪際、ここに来ないでくださいね?では。」
皐月「えっ、ちょっと待って!!って、行っちゃった。」
楓 「こ、怖くて話せなかった。」
光 「あんなに怖かったっけ・・・?っていうか、なんで敬語?」