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1.俺の幼なじみたちはキラキラしい

筆者3作目の作品です。下手すぎるかもしれませんが、応援よろしくお願いします。

他作品同様、後書きに小話を書きます。

初回は主人公、幸太と、これから少し出番が少ない、主人公の妹の美月です。

 幼なじみとはどういう距離が一番ベストなのだろうか。


 俺は、今まで、お互いに楽しくいられること、そして、お互いの困ったことを気軽に話せる大親友みたいなものがいいと思っていた。そう、ずっと思っていた。


 中学校に入る前までは。


 中学校に入った次の日、澪が呼び出しを受けているのを見た。弱気でおどおどしている澪のことが心配で、幼なじみみんなで見に行ったら、澪は告白を受けていた。


 俺は衝撃を受けた。ほかのみんなも同様だった。


 だけど、澪は告白を受けなかったようだ。頭を下げて、教室の方へと戻っていった。


 次の日、委員会を決めた。皐月が学級委員長になった。いつも通り、クラスをうまく仕切っていた。皐月は、リーダーシップが溢れていると思う。そんな皐月に、恋愛感情を抱いている人は多いようだった。


 その一週間後、部活動が始まった。優大と俺は、小学校から続けているサッカーをまだやりたくて、サッカー部に入部した。練習が終わって優大と一緒に部室に戻ると、一つ上の学年のマネージャーが、優大に熱っぽい視線を送っていた。さすが優大だと、俺は、幼なじみであることを誇りに思った。


 その日、優大と一緒に帰っていると、校舎裏で告白現場に遭遇した。なんだこれ、頻度高すぎないか?と思ってみてみると、その相手は楓だった。楓は困惑しているようだったが、俺たちの姿を目にとめると、すごい勢いで断り、俺たちの方へ来た。楓も優大のことが好きなようだ。


 次の日、初の委員会活動の日があった。俺は図書委員会に入っていた。一学年副委員長に、光がなった。光に惚れてる男子がいたが、光は男子である。それを言うと、次は女子にターゲットにされていた。もちろん俺は、役職なし、だ。


 そんなこんなで、俺はこんなことを思い始めた。


 アレ?俺って、場違いなんじゃね?と。


 俺の幼なじみはみんなスペックが高い。勉強も上位に入るし、運動、生活においても申し分ない。あと、イケメンor美(少)女(年)。大して俺は、勉強はみんなより低く、運動も生活も、他人の手本となるようなことはできない。あと、イケメンじゃない。


 俺がここにいるだけで、みんなの評判が下がらないか?


 そうとしか思えないようになってきた。みんなは告白されたけど、俺は告白など、一度も受けてない。まあ、ちっちゃい頃はノーカンっていうしな。


 だから、俺は、みんなと距離を取ることにした。俺は、陰キャである。みんなといてもふさわしくない。五人でやっているバンドも、近いうちにやめるつもりだ。


 ああ、みんなになって言ってやめようか。


 疎遠になるのは簡単。だが、所属組織を変えるのは、とても難しい。とてつもなく・・・言いにくい。


 でも、みんなの幸せのためだから仕方ない。みんなの意思を聞いても、優しすぎて、自分のことを考えないような心優しすぎるみんなことだ。絶対に引き留める。俺は、みんなにたくさん助けてもらった。だから、その分、迷惑を掛けるなんて合ってはいけない。今日は4/25(金)である。土日でいっぱい考えて、来週には言わないとな。


 そんなことを考えながら、俺は眠りについた。

幸太「なぁ、美月。これまで親しかった人との関係を絶つにはどうすればいいと思う?」


美月「えっ・・・?わ、私はずっとお兄ちゃんと一緒にいるよ・・・?」


幸太「美月のことじゃないから。」


美月「そうなんだ。よかったぁ。そうだねぇ。少しずつ距離を置いていくしかないと思うよ?不審に思われちゃうから。例えば、クラスで陰キャとして生活して、そっちの友達を作るとか。」


幸太「そっか。ありがとう。」

  (美月も美少女なんだよなぁ。これで同じ血筋とか、ちょっと、いや、すごく悲しい。美月とも距離を取ってかないとなぁ。)

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