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  作者: 雪
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2日ほどたち、今日はやることがあるのでリナに買ってもらった服とスカートを着て、貸してもらった手鏡に映る自分を見る。働いているとはいえない格好だが、ちゃんと宿屋のオーナーのおばさんに許可をとって働かせてもらえることになった。

昼から仕事内容を教えて貰えるということで昼まで自室でじっとしている。

しかし、ベッドに横になり、起き上がり、立ち上がって鏡を見る。髪を直し、またベッドに戻る。これをさっきから繰り返している。


「なんもすることない…」


働くからにはこの部屋も使わせてもらえることになったのだが、買い物は服しかしていないのでハンガーにかかった服が窓際にかけてあるだけで他にはないもない。

本棚はあるのだが入っているのは宿泊客が置いていった伝記、日記、レシピ本、あとは大人向けの本…。本は読むと頭が痛くなるほど読まないので本当にやることが無い。


「リナまだかなー」


「はい?」


寝転んで天井の木目の数を数えていたとき無意識に出た言葉に返事が返ってきた。

灰色の綺麗な髪が1本1本がはっきりしていて少し垂れた髪が鼻に触れる。すごいいい匂いがする。

風呂もシャンプーもコンディショナーもボディソープも備わっているが、こんないい匂いするシャンプーなんかあったか? 専用のがあるのかな、女子だし。


「あのー?」


「ん? どうしたリナさん?」


「あっ、今呼ばれた気が…気のせいです…か…な?」


同い年わかってから敬語を控えるようにした。リナはまだできてないらしい。だから少し変だ。


「何も部屋にないからさーリナさんまだかなーってだけだよー。来たけど」


「リナまだかなー、じゃないんですか?」


上目遣いで恥ずかしそうに聞いてくる。さん付け、が嫌だそうだ。


「じゃありリナちゃん?」


「いや、リナで。ちゃん付けは上辺の友達みたいなので…」


本当に嫌そうな顔を向けてきた。それは偏見っぽいが分からないでもない。


「じゃあリナって呼ぶよ。リナも敬語いらないよ」


「うん!」


可愛い。妹みたいだ。同性だからかとても懐いてきた。

リナは笑顔で抱きついてきた。私にはきつ…サイズが少し小さかったワンピースが良く似合う。リナの右肩から覗き、足先からじろじろ変態のように見た。ワンピースがめくれておしりのところに白いものが見える。言う、言わないの葛藤を経て私は言わずに楽しんだ。当の本人はよだれを垂らして寝ていた。

私は1回だけならと思いその白を手でおおった。柔らかかった。


結局仕事は次の日教えてもらった。

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