す・き・ま
≪空き間≫
ちょっとした時間
それはほっと一息つくには最適で
立ち上る湯気 鳥の音 射し込む日差し
そんな普段なら聞き逃し見過ごすささやかな存在が心地いい
≪隙間≫
ほんの少しの空間
それは体を納めるには狭くて
それでも一人の空間が出来て心地いい
ひょっこりかくれんぼ 君は私を見つけてくれるかな?
≪透き間≫
ねえ、本当は私の気持ちなんて透け透けなんでしょう?
君への態度でみえみえでしょう?
隠す事なんてできない
透けているのなんて今だけよ?
≪好き間≫
君のことを考えただけで気分が高揚する
目に君が移れば嬉しくなる
目と目が合えばそれだけで胸が苦しいほど騒ぎだす
言葉を交わせば苦しいけど幸せで
もしも、君と手を繋げれたなら……
≪すき間≫
君と出逢えた長い長い人生のすき間
これは運命? それとも偶然? もしかして必然…?
ちょっとしたすき間のトキ
人生の中では儚い時間だけど 今の私は懸命で
ねえ、君は私のことどう思ってる?
君のすき間のトキ
私のこと どう映ってる?
君との大事な好き間のトキ
でもドキドキしすぎると体に悪いから空き間のトキも大切
好きが透き間である内に 気がついて
ねえ、君のことが誰よりも好きなんだよ?
このすき間の、好き間のあるうちに
どうかこの想いに気づいて
どうかこの想い君に届いて