「詩」
残念ながら私は歌が唄えない。
ピアノ弾けないし。
ギターもわからないから。
だから、私は歌が唄えない。
音楽の授業は嫌いだったし。
リコーダー隠されてたんだもん。
るるるらら。
(鼻歌)
頭の奥底から溢れ出してくる言葉の濁流をどうしよう。
彼みたいに音楽が出来たらいいのに。
あの子みたいに音楽が出来たらいいのに。
そうすれば、溢れ出してくる言葉たちをどうにかできるのに。
詩は嫌いじゃない。
むしろ好き。
でも、言葉に振動を与えられたら、
もっと特別になる気がするの。
残念だけど私は歌が唄えない。
鼻歌鳴らして自己満足。
でも、溢れ出してくる言葉たちがなんだか愛おしいから。
結局は自分の分身だから。
ちゃんと言葉で残しておこう。
残念ながら私は歌が唄えない。
ピアノ弾けないし。
ギターもわからないから。
だから、私は歌が唄えない。
音楽は嫌いだったし。
リコーダー隠されてたんだもん。
彼みたいに唄えたらいいなって思う。
あの子みたいに唄えたらいいなって思う。
けれど、滲んでくる言葉は愛おしい。
うん。
詩は詩で素敵。
だから私は言葉を紡ごう。
誰かの心に響けばそれは素敵なことだから。