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「2016.12月の感傷人格が書いたもの」

「詩」

作者: ちなつ。

 残念ながら私は歌が唄えない。

 ピアノ弾けないし。

 ギターもわからないから。

 だから、私は歌が唄えない。

 音楽の授業は嫌いだったし。

 リコーダー隠されてたんだもん。

 

 るるるらら。

 (鼻歌)

 頭の奥底から溢れ出してくる言葉の濁流をどうしよう。

 彼みたいに音楽が出来たらいいのに。

 あの子みたいに音楽が出来たらいいのに。

 そうすれば、溢れ出してくる言葉たちをどうにかできるのに。


 詩は嫌いじゃない。

 むしろ好き。

 でも、言葉に振動を与えられたら、

 もっと特別になる気がするの。

 

 残念だけど私は歌が唄えない。

 鼻歌鳴らして自己満足。

 でも、溢れ出してくる言葉たちがなんだか愛おしいから。

 結局は自分の分身だから。

 ちゃんと言葉で残しておこう。


 残念ながら私は歌が唄えない。

 ピアノ弾けないし。

 ギターもわからないから。

 だから、私は歌が唄えない。

 音楽は嫌いだったし。

 リコーダー隠されてたんだもん。

 

 彼みたいに唄えたらいいなって思う。

 あの子みたいに唄えたらいいなって思う。

 けれど、滲んでくる言葉は愛おしい。

 

 うん。

 詩は詩で素敵。

 だから私は言葉を紡ごう。


 誰かの心に響けばそれは素敵なことだから。

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