修羅場の始まりⅢ
「え?今なんて言ったんですか?光希先輩の、彼女?」
彩羽は笑いながら二人を見るが彩羽の目だけは笑っていなかった。
すると姫月は光希の腕に絡みつき、光希に問う。
「彼女だよ?ねぇ、光希君?」
確かに光希の彼女は姫月だ。だが、目の前に物凄い形相でこちらを見ている彩羽がいる為、いま彼女だ、なんて下手に言うとトラブルになること間違いなしというレベルだ。
「光希先輩早く答えてください、気が狂ってしまいます」
答えてもトラブル、答えなくてもトラブルという八方塞がりの状態の所に姫月が携帯を取りだし彩羽にある画像を見せた。
光希には見えない角度な為、何を見せたのかはわからないが、彩羽は小刻みに震え、光希の胸ぐらを掴み光希の体を揺さぶる。
「なんですか!あれ!」
光希も姫月の提示した画像を見てみるとそこに写し出されていたのは少し前に撮ったプリクラの画像だった。
その画像の中で姫月が光希の頬にキスをしていて、プリクラの加工によって二人の間に相合い傘が描かれていた。
その画像を見るだけでこの二人は恋人同士だな、と確信するであろう画像だった。
「光希先輩、今度私とも撮ってくださいね」
「光希君、二人で撮ることなんて許さないからね」
姫月は光希の腕に絡み付いている腕の力をより強くし、光希を横から睨む。
すると光希の空いた方の腕を彩羽が掴み、光希の腕は彩羽の胸に沈んだ。
「ちょっ、二人とも離れてっ・・・!」
光希は抵抗しようとするが左右の二人に両方から腕を掴まれ、身動きが取れない。
学校のど真ん中で二人の美少女に抱きつかれている為、周りからの視線は刺さるように痛い。
そんな男子からの嫉妬と憎悪の目線をくらっていると学校の予鈴が鳴り、光希を睥睨していた男子達とその他のギャラリーはぞろぞろと退いていく。
二人は予鈴が鳴っているにも関わらず睨み合っていた。
「一つ言っておくけど、光希君は絶対に渡さないから」
「雪白先輩に渡したつもりはありません」
最後の最後まで睨み合っていた二人を何とか引き離し、光希の腕に姫月が抱きついたまま教室へと戻っていった。
すると彩羽は別れ際に光希一言言い、教室にもどっていった。
「光希先輩、終わったら校門で待ってますね」
彩羽の笑顔は目が笑っていなくて、姫月がムスッとした表情で光希の頬をつねりながら光希、姫月と彩羽は別れていった。
どーもミカエルです。
次回からこの後書きでは僕の趣味やおすすめのラノベ、アニメ、漫画などなど、紹介したいと思います。
ちなみに今ラノベは100冊程持っています。ですが知らない作品もまだありますので、教えてくれたら嬉しいです。
ではまた次回、お会いしましょう。