ヤンデレ彼女姫月Ⅳ
雑貨屋で姫月の髪留めを選び、光希達は帰路に着く。
「光希先輩、次は私の髪留めを選んでくださいね!」
隣を歩いていた彩羽が言ってくる。
「それはずるい、それなら私も選んでほしいな」
後ろを歩いていた乙香が光希の背中にくっつき、甘えてくる。
「ちょっ、乙香、あたってる!あたってるから!」
そんなことは気にせず乙香は更に抱きつく。
光希の見解では一番大きいであろう乙香の禁断の果実が光希の背中で潰れる。
「光希君?何してるの?何で他の女の子とそんなに密着してるの?あと、何デレっとしてんのよ」
彩羽のいない方の光希の横で虚ろな眼差しで見つめる姫月と、
「私の胸ならいつでも空いてるのに、何で他の女の胸ばっかり・・・」
彩羽は彩羽でかなりあぶない事を言っている。
「と、とりあえず、乙香は離れてくれ!」
光希の理性が保ってるうちに乙香を引き剥がした。
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周りの人から嫉妬の眼差しや殺意のこもった視線を送られながらも何とか家に帰ってきた光希は部屋着に着替え、夕飯の準備をしようとした時、家のインターホンがなり、扉を開けると、
「ひ、姫月⁉」
なんと、扉の前にいたのは我が彼女姫月であった。
「な、何で?」
「今日、光希君の家に泊まろうと思って」
姫月の手には大きめのカバンがあった。
「と、泊まる⁉急すぎるんだが⁉」
「二日間私の言うこと何でも聞いてくれるんだよね?」
完全に忘れていた。二日間姫月の言うことは絶対聞かなければならない事になっていた。
「わ、わかったよ」
わざわざ荷物揃えて来てくれたのだ、追い返すのも悪い。
「やった!」
(まぁ、こんな笑顔がみれるならいっか)
姫月をリビングに上げ、荷物を空き部屋に運ぶ。
「あ、荷物は光希君の部屋に運んでおいて」
「へ?何で?部屋空いてるぞ?」
家族が現在不在の為、開け部屋はかなりある。
「だって、夫婦の部屋は一緒でしょ?」
「俺らは夫婦じゃねーよ」
「確かに婚姻届は出してないけど、私達は立派な夫婦だと思うな」
何とか姫月を説得し、荷物を空き部屋に運んだ。




